【ママ必見!】赤ちゃんがおもちゃを舐める行為はやめさせなくて良い!?過度に消毒をしすぎなくて良い理由とは?

【ママ必見!】赤ちゃんがおもちゃを舐める行為はやめさせなくて良い!?過度に消毒をしすぎなくて良い理由とは?

こんにちは。

しちだ・ライフの杉浦です。

 

赤ちゃんや子供は、身の回りの物を何でもかんでも次から次へと口に運び、舐めたり口にくわえたりするので、困っているお母さんも多いでしょう。

一昔前まではあまりなかったおもちゃの除菌グッズも、ウエットティッシュタイプやスプレータイプ、ジェルタイプなど、いろんな種類ものをよく見るようになりました。

 

「お腹を壊したらどうしよう」「病気になったらどうしよう」と、おもちゃや、家にあるありとあらゆる物に除菌剤をかけたり、抗菌シートで拭いたりして消毒しているのでは?

 

赤ちゃんや子供は、物を口にすることで、感触を確かめているので、舐めたり口にする度に除菌していては、それはもう大変…!

 

でも、舐めたり口にすることで徐々に免疫力をあげているということを知っていますか?

なので、過度な除菌や消毒のしすぎは、元気に成長するのを妨げることにもなります。

 

私の子供も、ありとあらゆるものを舐めたり口に入れたりしていたのですが、「これも自然なこと」と、止めずに見守っていました。

ただ、ホコリや汚れは、体内にバイ菌を取り入れる可能性もあるので、机の下に入ってホコリまみれになったなど、汚れた時に水で洗ってあげると良いです。

また、クリップやボタンなどの小物は飲みこんでしまう可能性があるので、それは注意したいところですね。

 

あまり神経質になりすぎずに、週に1回の消毒や、飽きたおもちゃを拭いてあげるようにして、適度な清潔を保つようにしてあげましょう。

 

舐めるという行為は、菌を体に取り込んでしまいあまりよくない行為に思えますが、なぜ、免疫力をあげるのでしょうか?

本日は、免疫力をあげている菌についてお教えします!

“常在菌”が私たちの免疫力をあげてくれています

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私たちは、たくさんの微生物と共に生活しています。

例えば、腸内にはたくさんの菌類が住み着いていて、その数は実に100兆個にも及びます。

しかし、これだけでなく、皮膚には1兆個の菌がいるといわれていますし、口の中にも数千億の菌がひしめきあっています。

 

これらの菌は、一方的に寄生しているわけではなく、持ちつ持たれつの関係が成り立っているのを知っていますか?

 

菌は、私たちが食べた食事の一部を利用しながら増殖し、ほかの細菌が入り込めないようにバリアをつくりだします。

だから、他の菌が増殖できず、結果、私たちは感染症にかからない体になるのです。

 

腸や皮膚に住み着いている微生物(常在菌)は、1種類ではなく、たくさんの種類が住み着いています。

実は、多種多様の菌が共存していることが大切です。

もし、乳酸菌は善玉菌で良い菌だからとたくさん摂るのに、その他の菌は排除してしまうと、体調を崩し、健康を損ねてしまうでしょう。

ペットを飼うと免疫力がアップしやすい!

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犬や猫など、ペットとして飼う家庭が多くなりましたが、動物と一緒に暮らすということは、自然と共存することに近くなります。

 

自然とは、細菌やウィルスなどの微生物との共存を強いられる生活を意味します。

 

それらが私たちの体を構成する細胞や常在菌たちとせめぎあうことで、適度な負荷をもたらしたり、常在菌の一員となったりします。

 

屋外や室内を自由に出入りしている犬を飼っている家庭では、ハウスダスト中に私たちが必要としている数多くの種類の細菌が存在することがわかっており、乳児がそこで生活すると、幼少期に喘息やアレルギーを発症しにくくなります。

 

つまり、犬と一緒に生活することで、常在菌を体内に取り込み、免疫力のアップにつながるということです。

 

昔は花粉症やアトピーという病気がなかったのも、神経質になりすぎず、適度な不清潔で常在菌と私たちが上手に共存できていたからなのかもしれません。

 

全てにおいて過敏になりすぎることは、ストレスもかかり、体のために行っているつもりのことが、反対に体を痛めつけしまうこともあります。

 

育児は、毎日が忙しいですが、ふとした時や、ゆっくりとした時間に自身の生活習慣を振り返ってみると、気づくことがあるかもしれません。