清涼飲料水、ジュースは危険!?子供に与える前に知っておきたいこと

清涼飲料水、ジュースは危険!?子供に与える前に知っておきたいこと

こんにちは。しちだ・ライフの杉浦です。

 

突然ですが、お子さまの好きな飲み物は何ですか?

お水やお茶と答える子供もいれば、甘いジュースと答える子供もいるでしょう。ジュースばかり飲ませていると、太る、体に悪い、虫歯になるといったイメージがありますが、怖いのはそれだけではありません。

イライラ、キレやすい子供にする原因になるのです。

 

本日は、

    • 清涼飲料水(ジュース)の危険性
    • 砂糖が入っていない「ダイエット飲料/カロリー0飲料」は安全なのか。
    • ジュースを選ぶならこれがマシ
    • ルイボスティー、麦茶は子供におすすめ

をお伝えします。

清涼飲料水(ジュース)の危険性

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清涼飲料水(ジュース)は、ほぼ砂糖水です。

例えば、コカ・コーラの成分表には、

糖類(果糖ぶどう糖液糖、砂糖)、カラメル色素、酸味料、香料、カフェイン

と書かれています。

これを見ると、砂糖が多く入っていることがわかります。では、コーラ150mLあたりに、砂糖は何g入っているかわかりますか?

なんと、150mL中に、40gもの砂糖が含まれています。

WHO(世界保健機関)は、「成人の1日あたりの砂糖摂取量は25g程度までが望ましい」との指針を発表しているので、コーラを飲むと、即、砂糖の大量摂取となっている状態なのです。

 

砂糖は、太る、虫歯といった害だけではなく、脳への影響も計り知れません。

精製された砂糖が一気に体内に入ると、血糖値は桁違いに急上昇します。

すると、膵臓は、過剰反応を起こして、大量のインスリンを分泌し、血糖値は逆に低く落ち込んでしまいます。これが低血糖症です。

 

清涼飲料水に入っている白砂糖は、体内で分解されるときにビタミンB群とカルシウムを大量に消費します。

少量であれば血中に存在しているカルシウムだけで足りるのですが、白砂糖を大量に摂取したり、継続的に摂取することによって、骨や歯などに含まれているカルシウムまで奪って砂糖を分解しようとします

実際に、ネズミに清涼飲料水を飲ませた実験では、骨が解けて脆くなる現象が確認されています。(田村豊幸氏実験)。

すると、カルシウム不足になり、精神が不安定、気分が落ち込む、イライラする、キレやすいといった症状がでます。

砂糖が入っていない「ダイエット飲料/カロリー0(ゼロ)飲料」は安全?!

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精製された白砂糖のとりすぎは良くないということはご理解いただけたかと思います。

では、砂糖が入っていない、「ダイエット飲料」や「カロリー0(ゼロ)飲料」は安全なのでしょうか?

 

結論から言うと、砂糖が大量に入っている清涼飲料水よりも危険です。

「ダイエット飲料」「カロリー0(ゼロ)飲料」「糖質オフ」「低カロリー」などと謳っている飲料は、カロリー0(ゼロ)を維持しながら甘さを出すために、人工甘味料が加えてあります。

 

この人口甘味料は、

    • 脳神経異常
    • 発ガン性(脳腫瘍)
    • ポリープ発生(分解物毒性)
    • 体重減少
    • 目に奇形
    • 内臓以上
    • 脳内伝達物質に異常
    • 脳障害

など多岐にわたって有毒性が確認されています。

「カロリーがゼロだから」「太らなさそうだから」と名前に惑わされるのではなく、成分表を確認し、危険な人工甘味料が使われているものは、避けるようにしましょう。

    • サッカリン
    • サッカリンNa
    • ステビア
    • キシロース
    • アスパルテーム

といった人工甘味料が成分表に書かれているものは、避けた方が良いです。

「100%果汁ジュース」と「濃縮還元ジュース」の違いって何?

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オレンジジュースやりんごジュースを選ぶとき、品名に、「りんごジュース(濃縮還元)」や「りんごジュース(ストレート)」と書かれているのを見たことはありませんか?

 

濃縮還元100%ジュースは、ビタミンや酵素の補給は期待できない、加工されたジュースです。

原材料となる果汁は外国産のものが多いので、輸送のコストを抑えたり、冷凍にして保管しやすくするために、絞った果汁の水分を除去して濃縮し、販売時に除去した分の水分を加えて元の量に戻します。

 

ストレートジュースを100(果汁)とするのであれば、濃縮還元は100(果汁)-80(水分)+80(水分添加)=100。

一見同じように見えますが、水分を抜いたり足したりするときに、問題が発生します。

 

濃縮還元ジュースの問題

  • 栄養価の低下

濃縮法には真空蒸発法(減圧して加熱し、水分を蒸発)、凍結濃縮法(氷点下にし、水分が固まってできた氷を除去)、逆浸透濃縮法(逆浸透膜を使って水分を除去)がありますが、最もよく使用されているのが、数分で濃縮できる真空蒸発法です。

真空蒸発法は効率よく濃縮できますが、加熱するため、熱に弱いビタミン類や酵素などは、減少、あるいはなくなっていると考えられます。

 

  • 食品添加物を添加している可能性がある

濃縮を行うと、風味が変化し、香りも飛ぶため、還元後にそれを補うために、香料や甘味料などが添加されている場合があります。

 

  • 糖類を添加している可能性がある

ストレートジュースには、糖類は加えてはいけないと決められていますが、濃縮還元ジュースの場合は、2.5~5%(果物の種類によって異なる)の砂糖類とはちみつを加えてもよいということになっています。

パッケージに100%と書かれていても、その内容は100%ストレートのジュースではないのです。

 

  • 水の安全性

通常、5分の1に濃縮されますので、還元時には4倍の水が加えられます。その水が安全なものか、有害物質で汚染された水か、どのような水なのかは不明です。

清涼飲料水(ジュース)を選ぶならこれ!

ストレートジュースで、できれば加熱してないものを選びましょう。

しかし、ストレートジュースでも酸化しやすいモモやりんごなどは、酸化防止剤が使われている場合もあります。

 

果汁100%のストレートジュースを選ぶときは、柑橘系のジュースがおすすめです。

ルイボスティー、麦茶は子供におすすめ

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ルイボスティーや麦茶はカフェインも含んでおらず、ミネラル類も豊富に含んでいるのでおすすめです。

また、「クエン酸飲料」にマグネシウムを足して水に溶かし、それを水分補給として摂取することで、夏バテ、秋バテ対策や疲労対策になります。

子供が1日に摂取してもいい砂糖の量は、料理に使う砂糖を含めても、角砂糖約3個分(約20g)が限度とされています。

ところが、清涼飲料水にはその何倍もの砂糖が含まれています。しかも白砂糖には、中毒性(習慣性)があり、子供たちが食べてしまうと、なかなかやめられず、白砂糖を断つことが難しくなります。

 

安易に子供たちに与える前に、しっかり知識を身につけ、あげて良いものと悪いものを見極める目を養いましょう。

参考文献 

すぐわかる食品添加物ガイド/西岡一 監修/家の光協会