コーヒーのメリットとデメリット。飲むだけで老化、認知症、ガン予防効果が期待できる、良いコーヒーの選び方~その珈琲は安全ですか?~

コーヒーのメリットとデメリット。飲むだけで老化、認知症、ガン予防効果が期待できる、良いコーヒーの選び方~その珈琲は安全ですか?~

ヨーロッパでは、「不老長寿の万能薬」、江戸時代には「薬草唐茶」といわれていたコーヒー。今、その健康効果が、成分分析や臨床データなどにより、再び注目されています。

しかし、コーヒーの効果は、炒り立て挽き立ての新鮮なコーヒーでは得られますが、酸化したコーヒーは、活性酸素を発生させるなど、反対に体にダメージを与えてしまうので要注意です。

ご飯は炊き立てが、パンは焼き立てが美味しいと感じるように、コーヒーも炒り立てがいちばん!

おいしさだけではなく、栄養価も高いのです。

飲むだけでこんな効果が期待できる!

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リラックス効果
豊かな香りや苦み、酸味が自律神経に働きかけて、疲労回復を手助けします。
脳の活性化もはかれ、カフェインがストレスを緩和し、集中力を回復させます。

 血圧を調整
毛細血管を拡張させる作用があり、血圧を低下させる働きがあります。

 老化を防止
抗酸化作用があるので、細胞の酸化を防止し、老化を防ぎます。

 認知症予防にも効果的
コーヒーに含まれているトリゴネリンという成分が、脳神経細胞を活性化させるので、認知症の予防改善にも効果的です。

 ガンの予防にも
新鮮なコーヒーに含まれるクロロゲン酸という成分には、抗酸化作用があり、大腸ガン、肝臓ガンなどを抑える可能性があります。

コーヒーの健康効果を高める3つのポイント

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①焙煎し立て
コーヒーは、焙煎後、長期間空気に触れると酸化がすすむので、生豆の状態から焙煎したものがベストです。

②挽き立て
挽いて時間が経つことで、酸化が促進されるので、挽き立てが良いです。また、香りも挽き立てが一番!

③淹れたて
30分以内に飲みましょう。

※新鮮なコーヒーは味も良く、ミルクや砂糖を入れなくてもおいしいので、添加物やカロリーの心配もありません。

コーヒーは、焙煎して7日、挽いて3日、淹れて30分といわれます。
時間が経つと酸化が進んでいきますので、早めに飲みましょう。

コーヒーは生鮮食品!

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生鮮食品といえば、果物や野菜、お魚やお肉をイメージしますよね。そもそも生鮮食品とは、新鮮であることが求められる食品のことを指します。

それはコーヒーも同じです。一度焙煎したコーヒー豆は時が経つにつれ酸化し始めます。見た目は変わらずとも、豆の鮮度がどんどん劣化していくことは言うまでもありません。

    • コーヒーは苦くて酸っぱいし、おいしく感じない。

 

    • コーヒーを飲むと眠れなくなる。

 

    • コーヒーを飲むとお腹や胃が痛くなったり、気分が悪くなる。

 

といった経験はありませんか?

それは、新鮮なコーヒーではなく、酸化したコーヒーを飲むからです!

専門店などでは、焙煎した豆を購入できたり、その場で挽いてもらえますよね。
しかし、「お店で豆を挽いてもらったから新鮮!」「焙煎した豆を自宅で挽いたから新鮮!」ではありません。
ポイントは、“いつ焙煎したか”なのです。

焙煎して7日、挽いて3日、淹れて30分といわれているように、新鮮なコーヒーはとても限られたもの。

生豆から焙煎するのが、新鮮なコーヒーを飲める、いちばん安心で確かな方法です。

では、時間がたったコーヒーはどうなるのでしょうか。
りんごの皮をむいて30分放置すると、表面が茶色くなりますよね。
それと同じように、焙煎後の豆や粉は酸化しやすく、酸化がすすむと次の4つの現象があらわれます。

1.本来の香りや味わいがなくなる
コーヒー豆に含まれる脂肪酸が、酸化によって劣化した脂肪酸になります。

2.抽出を阻害
酸化により劣化した脂肪酸のねばりけ(粘性)が増えるので、挽いた粉と粉の隙間に目詰まりができ、抽出しにくくなります。なので、1杯のコーヒーを入れるのに、倍の粉の量が必要となります。また、茶褐色のあくがでます。

3.有益なクロロゲン酸が減少
抗酸化作用の強いクロロゲン酸は、脂肪酸の酸化を防ぐために消費されるので、時間がたつにつれて、減少してしまいます。

4.酸味が増す
焙煎した豆を長期保存すると、酸味成分であるキナ酸が増えるので、次第に酸味が増していきます。

知ってトクするコーヒー系飲料の危険

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“新鮮なコーヒーが良い”といっても、外出中に挽いて…など、なかなかできませんよね。
外出中に「コーヒーが飲みたいな」と思ったとき、どこで買いますか?

カフェに寄る時間がないときは、自動販売機やコンビニでも手軽に買うことができますよね。とても便利ですが、実はそのほとんどがコーヒーとは言い難いものです。

①コーヒー
内容量100g中、生豆換算で5g以上のコーヒー豆から抽出・溶出した、コーヒー成分を含んでいる飲料です。
②コーヒー飲料
内容量100g中、生豆換算で2.5g以上5g未満のコーヒー豆から抽出・溶出した、コーヒー成分を含んでいる飲料です。
③コーヒー入り清涼飲料
内容量100g中、生豆換算で1g以上2.5g未満のコーヒー豆から抽出・溶出した、コーヒー成分を含んでいる飲料です。

以上は、「公正競争規約」で定められています。

生豆は焙煎すると、10~20%水分が飛ぶので、焙煎した状態では、1~2割軽い分量になります。一般的な焙煎豆でコーヒーを淹れる場合は、1杯(120~150mL)につき10g前後の豆を使います。

市販のコーヒー系飲料は、リン酸塩を加えてコーヒー豆の抽出率をよくしていますが、風味や色などは失われてしまうので、合成香料やカラメル色素、発色剤などで補ってあります。ミルクの入ったものには、とろみをつけるための安定剤(カラギーナンやカゼインNaなど)が入っています。また、保存のためのpH調整剤や酸化防止剤も入っています。

コーヒー系飲料には糖分もたっぷり

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コーヒー系飲料は、100g当り35kcal前後のカロリーがあり、カフェオーレタイプはさらに2割くらいカロリーが高くなります。

カップタイプのカフェオーレでは1カップ(200mL)144kcalのものもありました。

砂糖は、5g(ティースプーン1杯、またはスティックシュガー1本)で19kcalなので、市販の飲料がいかに多くの糖分を含んでいるかがわかります。

低カロリーのものはアセスルファムKなどの人工甘味料が使っているものもあります。自然界にない人口調味料は、体内で異物となって解毒器官(肝臓・腎臓など)に負担をかける可能性がありるので、要注意です。

缶コーヒーはブラックで

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カフェオーレタイプは、ミルクの風味を出したり、とろみをつけるために、より多くの添加物が使われる傾向があり、カロリーも高めです。

市販のコーヒーを購入する場合は、缶コーヒーのブラックがおすすめ。

無添加で、原材料が「コーヒー」のみのものもありますが、ブラックでも添加物が使われているものもあるので、必ず原材料をチェックしましょう。また、同じメーカーでも商品によって原材料はさまざまなので、買う前には必ずチェックを忘れずに。

カフェインは神経の調整役!

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コーヒーにはカフェインが含まれているので、夜に飲むと眠れなくなると言われていますが、不眠の原因は、コーヒーの酸化や劣化によるもの。

酸化した油で揚げたものを食べたのと同様、胸やけをおこすなど、体がダメージを受けます。

カフェインには、覚醒作用と精神安定剤の両方の効果があり、よいコーヒーは爽やかな目覚めばかりではなく、安眠効果もあります。

子供でも簡単にできる!焙り立てコーヒー

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今回は、弊社で取り扱っている焙煎器を使った、子供でも簡単においしいコーヒーが煎れる方法をお教えします!

■用意するもの
・生豆
・焙煎器(いりたて名人)
・コンロ
・新聞紙(薄皮が飛び散るので、コンロの下に敷く)

■作り方
①さじ1杯(約20g)を煎り器に入れる
※コーヒー約4杯分

②煎り器を中火で30秒ほど温め、その後手に持ち、煎り器の側面に豆を当てるように左右に振る

③約3分後、パチパチと音がしだすので、お好みの色になればできあがり
※余熱で煎ると、煎りムラを防ぐことができます

④粗熱を取る(荒熱を取ることで炭酸ガスを抜きます)

POINTO
強火で長く、余熱で1分くらいで焙煎すると、ふっくらとした豆に仕上がります。
深煎り…コクと深みが増します。
浅煎り…さわやかな味に仕上がります。

誰でも簡単においしいコーヒーが作れる、しちだ・ライフの「お手軽いりたて名人セット」はこちらから
「お手軽いりたて名人セット」

焙りたてのコーヒーは、今までコーヒーが飲めなかったという方もおいしく飲めるほど。
飲んでみると、市販のものとの違いは歴然です!