【二日酔い対策】アルコール、お酒好きの方にはビタミンBが必須!楽しくお酒と付き合う方法

【二日酔い対策】アルコール、お酒好きの方にはビタミンBが必須!楽しくお酒と付き合う方法

こんにちは。

しちだ・ライフの飯田です。

 

梅雨もようやく終わり、いよいよ夏本番!

暑くなってくると、冷えたおいしそうなビールのCMが多くなってきますね。

 

私も、もっぱらのビール派です!

ゴクゴクとのどを鳴らして飲むビールは爽快な気分をもたらせてくれますよね。

 

この季節は、ビアガーデンやBBQ、海水浴など外でお酒を飲むことが多くなるシーズンです。

汗もかきますし、どうしてもお酒を飲み過ぎてしまったり、二日酔いになってしまう人も多いのではないでしょうか。

 

今回は、お酒好きな方には必見の、楽しくお酒と付き合う方法をご紹介いたします。

お酒と脳の関係。なぜお酒を飲むと人格が変わるの?

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酔うと、普段は生真面目な人が陽気になったり、普段明るく人懐っこい人が、愚痴をこぼし、泣き出したりということがありますよね。

酔っぱらった時の人格の変わりようはさまざまですが、このメカニズムには脳が関係しています。

 

脳は、一番外側に理性や思考を担当する「大脳皮質」があります。

アルコールを飲むと、その「大脳皮質」の働きが“鎮静”されます。

ここは、理性や思考を司る部分で、普通なら「こんなことしてはいけない」「あんなことしたらどうなるだろう」と考えるところです。

しかし、お酒を飲むと、ここが“OFF”になるため、抑えていた感情や本能的な衝動が表に出てくるようになります。

 

お酒を飲む=スイッチが“ON”になると捉えられがちですが、実は“OFF”にされて、本質的な部分が出ているのです。

「酔うとその人の本性があらわれる」といわれるのはそのためです。

アルコール、お酒好きはビタミンBが不足しがちに

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アルコールが分解される仕組み~体の中ではこうなっている~

お酒を飲むと、アルコールは血液に溶け込んで胃から約20%、小腸から約80%が吸収され、全身へ拡散されたあと、最終的には肝臓に運ばれます。

肝臓では、約90%のアルコールが分解され、そのうち約10%は分解されないまま、汗や尿、呼気として体の外へ排出されます。このように、アルコールは長い道のりを経て分解されていきますが、アルコールを分解するために、いろいろな栄養素が消費されているのをご存知でしょうか。

 

アルコールを分解するときに、とくに消費される栄養素は、ビタミンB群です。

その中でも、最も不足しやすいのがビタミンB₁。

ビタミンB₁は、アルコールに含まれる糖分を分解し、エネルギーに換える働きがあります。

アルコールを飲むことで、大量のビタミンB₁を消耗するうえ、アルコールがビタミンB₁の体内への吸収を妨げてしまい、ビタミンB₁が不足してしまいます。

 

ビタミンB₁の働き

ビタミンB₁の主な働きは、糖質を分解し、エネルギーに換えることです。

また、「神経のビタミン」としても知られ、脳の働きを活発にして、精神を安定させる働きも持っています。さらに、疲労物質である乳酸の分解を促進して、疲労回復をはかる大切な栄養分でもあります。

 

また、アルコールを飲むことによってできる有害物質、アセトアルデヒドを、酢酸に変え、体外に排出する働きがあります。

 

ビタミンB₁が不足すると?

ビタミンB₁が不足すると、糖分をエネルギーに変えることができなくなります。

糖質が分解できないと、血液中に乳酸やピルビン酸などの疲労物質が溜まります。

乳酸が溜まると、疲労感が取れず、疲れやすくなってしまいます。

お酒のお供!二日酔いを予防する「最初の一品はこれ!」

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■枝豆や豆腐の冷奴などの“豆類”を

大豆はビタミンB₁が豊富で、しかも植物性の良質なたんぱく質なので肝臓の働きを助けてくれます。

 

■冷やしトマトを

トマトにはアルコールの代謝に関わる酵素や乳酸脱水素酵素が活性化させ、急激な血中アルコール濃度の上昇をゆるやかにし、酔いの冷めを早くする効果があります。

 

■海鮮カルパッチョ

タコやイカなどはタウリンが豊富です。

タウリンは、栄養ドリンクなどでおなじみですが、肝臓のはたらきを助け、アルコールの分解に必要な代謝物を補う成分です。

 

■アーモンドなどのナッツ類

アーモンドやピーナッツなどのナッツ類には、ビタミンEが豊富に含まれています。 ビタミンEは、肝臓を傷つける過酸化脂質を分解する作用があるため肝機能の低下を防ぎます。

おいしいけど、ちょっと待った!二日酔いになりやすいおつまみ、料理

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    • 揚げ物類
    • チーズ類
    • 脂肪分の多い肉
    • 飲んだ後のラーメンやご飯

 

飲んだ後の、締めのラーメンは格別ですが、締めにはラーメンのかわりに味噌汁を!

締めのラーメンはあらゆる意味でNGですが、味噌汁はむしろ頼んでおくと良いです。味噌に含まれるコリンには、アルコールの排泄を助ける効果があり、「味噌汁は朝の毒消し」ということわざもあります。ビタミンB₁が含まれるネギや豆腐の味噌汁などもおすすめ。

ぜひお酒の締めのオーダーにしましょう。

 

加えて、お酒のおつまみとしては油の多い食品が多いので、気にして控えるようにしましょう。

肉料理だと脂身を避けたり、油がついている料理はなるべく油を落として食べるなど工夫をしてみてください。

アルコールは適量を飲んで楽しく

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アルコールの処理能力は、体重1kgあたり純アルコール0.1gといわれています。体重60㎏の人だと、1時間で6gのアルコールを処理できる計算です。つまり、体重60kgの人が、中瓶ビール1本(500mL)を飲むと、アルコールが抜けるまでに約3時間かかるということです。

思ったより、遅くはないでしょうか?

さらに、日本人は、比較的アルコール処理能力が乏しく、約1割の人は、アルコールを処理する酵素自体持っておらず、4割の人は酵素はあっても働きが悪いといわれています。

 

度なお酒は、食欲増進、ストレスを和らげる、人間関係をスムーズにするなど、良い効果もあります。ただし、これらはあくまで適量を守り、適切に飲酒した場合です。

自分の適正量を知り、お酒と楽しく付き合っていきましょう。

ビタミンB群をまとめて摂って二日酔い対策!

ビタミンB群は、全部で8種類あり、それぞれに働きがあります。しかし、お互いに助け合って働くので、8種類まとめて摂らなければ、なかなか効果を感じることはできません。比較的、食事からも摂取しやすい栄養素ですが、毎日の食事で8種類すべて摂ることは至難の業。

お酒や甘いものが好きな方、よく運動をされる方はビタミンBが不足しがちなので、サプリメントを活用されてみてはいかがでしょうか?

ビタミンBを群で摂れるから効果バツグン

参考文献

参考文献:予防医学ニュースVol.306

公益社団法人アルコール健康医学協会http://www.arukenkyo.or.jp/health/base/