新・洗濯マーク(洗濯表示)の正しい意味・見方!これであなたもお洗濯マスター!お洗濯の失敗をなくしましょう。

新・洗濯マーク(洗濯表示)の正しい意味・見方!これであなたもお洗濯マスター!お洗濯の失敗をなくしましょう。

お洗濯をするとき、服の裏地に記載されている洗濯表示(取扱い表示)をご覧になりますか?

「一枚一枚めくって、分けて…」なんていうことはしていられない!

というのが主婦の本音ですよね。

 

日々子育てや家事、仕事に追われる中で、見慣れない洗濯表示を毎日見て洗濯物を仕分ける…といったところまで手が回らないという方が多いため、いつも通りに洗って、お気に入りの衣類が縮んでしまった…。という経験はありませんか?

 

従来の洗濯表示は複雑なものが多かったため、記されている記号の意味を知らない方も多く、敬遠され、見られていないということが現実です。

 

しかし!2016年に改定され、従来よりも見やすくなっています!

今回は、簡単に、正しく見るためのポイントをお伝えしたく思いますので、ぜひマスターしていただき、お洗濯による失敗をなくしていきましょう!

そもそも洗濯表示(取り扱い表示)って、何?

洗濯表示とは、衣類の「洗い方(家庭での洗濯)」「漂白の可否」「干し方」「アイロンのかけ方」「ドライクリーニング」について、記号を使って記したものです。

洗濯表示に書かれている通りに洗濯をすることで、素材や形(デザイン)を傷めることなく洗うことができます。

 

近年、洗濯機にもドラム式が登場し、乾燥機能を自宅で利用される方が増えたため、新しい洗濯表示記号が加わりました。そのため洗濯記号の種類が22種類から、41種類に増えました。

一見、記号が増えて複雑になったように感じますが、新しい洗濯表示は国内外で統一されたため、海外で購入した衣服をどう扱って良いかわからない…といったお悩みがなくなるというのは大きなメリットです!

新しい洗濯表示

乾燥機についての取り扱いを表す「タンブル乾燥」や、商業クリーニング店が確認する「ウェットクリーニング」を表す記号が追加されました。

新しい記号も含め、正しく読めるよう、まずは各記号をチェックしていきましょう。

洗濯

上記が新しい洗濯表示となりますが、実際には説明書きはなく、記号のみで記されているため、ここからは各項目に分けて正しい味方や覚え方をふまえてご説明します。

※参照元 http://www.meti.go.jp/main/60sec/2016/20160804001.html

 

新しい洗濯表示の見方・ポイント

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実際の洗濯表示には、各記号に名称の記載がないため一見難しそうに思えますが、

これらの5つの基本記号を覚えるだけで、簡単に理解することができます!

まずは、この5つの基本記号を覚えましょう!

家庭洗濯

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家庭洗濯での表記において、旧洗濯表示にありました「洗濯ネットの使用」という表示がなくなりましたが、付記用語として、記号の近くに用語や文章で表示されるようになりました。

漂白/アイロン仕上げ

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漂白剤は、主に2つに分かれ、

塩素系の衣料用漂白剤ハイターと色柄物も漂白できる酸素系ワイドハイターがあります。

 

塩素系は白素材の衣類に付着した黄ばみや汚れを分解し、白くする効果があり、色柄物に使用すると色落ちや繊維を傷つけてしまう恐れがあるため、衣類に合った漂白ができるように表示されています。

 

アイロン仕上げは、表示以上の温度で仕上げると生地を傷めてしまうため、衣類をダメにする可能性があります。

また、旧洗濯表示では「あて布」などの表示がありましたが、必要な場合は、付記用語として記号の近くに用語や文章で表示されるようになりました。

乾燥

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【タンブル乾燥】

コインランドリーやドラム式乾燥機での温風乾燥ができるかについての表示となります。

旧洗濯表示にはない、新たに加わった洗濯表示マークとなります。

 

素材によっては、乾燥機を使用すると縮んだり型崩れしてしまう可能性があるため、きちんと表示を確認しましょう。

 

記号も□の中に〇があり、乾燥機を連想させる形となっているため、わかりやすいですね!

 

コインランドリーにある乾燥機には温度設定ができるタイプもあるため、使用する際は洗濯表示の耐熱温度を確認し、表示以内での温度で乾燥をするよう気をつけましょう。

 

【自然乾燥】

旧洗濯表示にある「日なた干し」「陰干し」「吊り干し」「平干し」に加え、新たに「濡れ干し(||)」が追加されました。

一本線「(|)」は洗濯機で脱水した状態を表し、「||」は脱水をされていない、濡れた状態を表しています。

また干し方では、「|(縦線)」が物干し竿などにかけて干す方法で、「―(横線)」がハンガーや物干し竿などには吊るさず、平面に広げて干す方法を表しています。

吊るして生地が伸びやすい、ニットなどの素材のものは平干ししましょう。

 

自然乾燥の洗濯表示は数が多く複雑に思えますが、基本が分かれば簡単で分かりやすい表示になっています。

クリーニング

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商業用クリーニング表示は、クリーニング店に衣類を出す際に必要となりますが、主にクリーニング店の店員の方が確認されるケースが多いです。

クリーニング表示に関しては、新しく「ウェットクリーニング」という表示が追加されました。これは、クリーニングのプロの方が特殊な技術で行う水洗い仕上げのことを表しています。

また旧式の洗濯表示では、ドライクリーニングができるかどうかのみの表示でしたが、新しい表示ではドライクリーニングの種類が表示されるようになり、円の中の「P」「F」は使用する有機溶剤の種類を表しています。

複数の表示がある場合

以上が新しい洗濯表示となっており、それぞれ記号の組み合わせにより、衣類に適した取り扱い方法が明記されるようになっていますが、中には家庭洗濯も可能でクリーニングも可能となっている表示など、どちらが最適な洗濯方法なのかを迷う場合もあります。

こういった場合は、基本的にデザインの型崩れが気にならないものに関しては家庭洗濯を行い、不安なものに関してはクリーニング店を利用するようにしましょう。

 

まとめ

新しい洗濯表示は、種類が増えたため、一見より複雑になったように思われがちですが、旧洗濯表示に比べてシンプルな記号が使用されているため、基本を押さえれば簡単で分かりやすい表示となっています。

 

また、従来よりもきめ細やかな情報が提供されるようになったため、表示通りの洗濯方法を守ればお洗濯による失敗もなくなり、衣類の型崩れも少なくなるため長持ちさせることができるようになっています。

 

今まで苦手と感じておられた方も多い洗濯表示ですが、この記事で勉強していただき、これからのお洗濯ライフに取り入れられてはいかかでしょうか。