甘いものが食べたくて我慢できない、やめられない方は危険!?白砂糖が脳に影響し、集中力が低下するって本当?
こんにちは。
しちだ・ライフの松山です。
甘いものが大好きで、小腹が空くと甘いものを手に取ってしまったり、イライラを抑えるためについつい甘いお菓子を口にしてしまう…ということはありませんか?
「甘いものをやめたい」と思っていても、日常的に朝食や昼食を菓子パンにしたり、間食にケーキやドーナツ、飲み物は炭酸飲料やジュースなどの清涼飲料水を飲む。
といったことが習慣になっていると、甘いものを食べないとイライラする、落ち着かないという状態になってしまいます。
そして、それは大人だけではなく、子供も同じです。
子供を泣き止ますため、機嫌を良くするためと甘いお菓子やジュースを与えている場合は、まず、その習慣をやめましょう。
甘いものが習慣化してしまうと、太りやすくなるだけではなく、
- イライラしやすい
- 怒りやすい、キレやすい
- 集中力、記憶力の低下
- じっとしていられない
- ぼーっとしやすい
という症状が現われてしまいます。
気がつくと甘いものを食べている方や、食べないと落ち着かないという方は、まずは、食べる頻度を減らすことから始めましょう!
「疲れたときに甘いもの」は逆効果!
疲れたときやイライラしたとき、脳の栄養補給にと甘いものを食べる習慣はありませんか?
確かに、甘いものを食べるとリラックスし、元気になるイメージがありますが、それは一時的なもの。
脳のエネルギー源となるブドウ糖を摂ることは大切ですが、白砂糖は吸収しやすく血糖値が急激に上昇してしまうため、白砂糖たっぷり使われた甘いものは要注意です。
血糖値が急激にあがると、体は血糖値を下げるためにインシュリンが大量に放出されます。すると、次は上がった血糖値が急激に下がり、必要な血糖までが消費されてしまいます。
低血糖症になると、イライラしたり無気力感に襲われるため、その状況から脱却しようとまた甘いものを食べる…という悪循環に陥ってしまうのです。
そのような状態を繰り返していると、ホルモンの調節機能が狂ってしまい、体も心も疲れてしまいます。
まわりにいる子供や知り合いで、ちょっとしたことで癇癪を起したり、情緒が不安定、攻撃的、いつも疲れているという方はいませんか?
そのような方は、白砂糖のとり過ぎが原因かもしれません。
また、スポーツ飲料などの清涼飲料水にも大量に砂糖が使われているので、部活動中や運動中にスポーツ飲料を飲むという方は、反対に体を疲れさせるだけではなく、健やかな心を育む機会を損失させてしまっています。
部活動やスポーツは、将来、困難な状況になってもくじけずに、目標を達成するためにやり遂げる力をつけることができる、とても良い経験です。
せっかくそのような機会があるのですから、運動中の水分補給や疲労を回復するためには、清涼飲料水を飲むのではなく、砂糖を使用していない、ビタミンやミネラルが摂れる「クエン酸飲料」がおすすめです。
白砂糖はなぜ危険?
①習慣性
白砂糖を使った食品を食べ続けていると、甘味の無いものは「おいしくない」と思い始め、習慣的に甘いものを欲しがるようになる
②潜在性
食べてすぐに体に変化があるわけではないので、知らず知らずのうちにゆっくりと体が蝕まれ、病気が進行していく
③増量性
最初は少しの量でも甘味を感じていたのに、だんだんと麻痺し、甘味の濃い味が欲しくなる
また、ビタミンやミネラルを消耗してしまうので、疲れやすくなるだけではなく、免疫力が低下し、風邪やウィルスに感染しやすくなってしまいます。
さらに、MITのアレックス・シャウス教授は、白砂糖を多くとる人は、摂取量が少ない人よりもIQの低下が著しくなるという研究結果を報告しています。
こんな症状がある方は要注意!
- 疲れやすい
- すぐに息切れがする
- ちょっとしたことでイライラしてしまう
- 便秘気味
- 激しい生理痛や、PSMに悩んでいる
- じっとしていられない、そわそわしている
- 手足が冷える
- アレルギー症状がある
という症状に当てはまる方は、食生活を見直してみてください。
白砂糖を減らすために今すぐできること
①食事をきちんと摂る
バランスの良い食事は、甘味の誘惑に強くなります。
②お菓子ではなく、自然の甘味のおやつで
白砂糖が使われたお菓子ではなく、トウモロコシや枝豆などに少量の塩をかけることで、甘味が引き立ちおいしく食べられます。
③のどが渇いたら水やお茶を飲む
のどが渇いた時に甘い物を飲むと、癖になってしまうので、水やお茶を飲むようにしましょう。
④買い置きをしない、主食にしない
プリンやケーキ、アイスクリーム等、デザートは少量にして買い置きせず、菓子パンを主食にするのはやめましょう。
⑤お料理の甘味づけはきび糖かみりんで
お料理に甘味をつけたい場合は、白砂糖ではなく、きび糖やみりんを使うようにしましょう。
⑥タレや料理の素はできるだけ使わない
できるだけ手作りをするようにしましょう。
「甘いものが食べたい!」と思った時は、実は、ビタミンC不足のサインです。
甘いお菓子ではなく、果物やビタミンCが豊富な干しいもなどで代用するようにすると、自然と、白砂糖が使われたお菓子を好まなくなります。
まとめ
白砂糖を完全に断とうと考えるのではなく、「白砂糖のかわりにみりんを使おう」「このお菓子ではなく、違うものにしよう」というように、ふと立ち止まって、「自分は本当にコレを食べたいのか」と考え直してみてください。
すると、気がつけば白砂糖の使用量が減り、体も心も軽くなっているはずです。
お菓子やスイーツ、ジュースはあくまでも嗜好品です。
日常化しないように、気をつけていきましょう!
参考文献
白い悪魔 白砂糖はも~いらない!! 監修 医学博士 真弓定夫
よくわかる!脳にいい食事、悪い食事 生田哲著