6月から9月が旬!栄養満点で長期保存できるトマトの簡単保存食レシピ【トマトピューレ】
こんにちは。しちだ・ライフの松山です。
ヨーロッパでは、「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるほど、トマトには栄養がたっぷり詰まっています。
トマトの赤い色をつくっているリコピンという成分には、活性酸素の働きを抑える強い抗酸化作用があり、ガンや動脈硬化の予防に効果的です。
体内の酸素が酸化することで発生する活性酸素は、放っておくと、あらゆる病気の原因になります。ストレスや紫外線を浴びるだけでも発生するので、暑い時期はとくに要注意です。
活性酸素についてくわしく知りたい方は「ガン・動脈硬化や老化の原因になる”活性酸素”ってなに?健康で元気に生活する方法を知って病気を予防しよう!【たばこ、お酒好きの方必見】」をご覧ください。
サラダだけじゃない!トマトは加熱するとさらにおいしさがアップ!
サラダのつけ合わせとしてよく使われるトマトですが、加熱をすることで、甘みやうま味がグッと増します。
さらに、リコピンの吸収率が3~4倍にアップするといわれており、肉、魚、野菜、豆、卵など多くの食材と相性が良く、肉や魚類の脂っこさを和らげてくれます。
簡単!トマトピューレの作り方~長期間保存可能で、便利なストック調味料に~
市販で売られているトマトは、長持ちさせるために、青さが少し残っているときに収穫されます。赤くないトマトは、常温に2~3日置いて、真っ赤に熟してから調理するのがポイントです。
■材料(1㎏分)
・完熟トマト…2㎏
■作り方
1.トマトのヘタを除いて、3㎝角に切って鍋に入れる
2.1を中火にかけて約1時間、半量になるまで炒める
3.粗熱がとれたら、ボウルを下に受けて、ざるでこす
※トマトの皮と種だけが残るまで、木べらやおたまの背でよくこしてください。
4.焦がさないように、トロリとするまで濃度を調節する
■保存方法
熱いうちに消毒をした瓶にすりきりまで詰めて、蓋をして冷めるまでさかさまにしてください。
密封の状態だと、常温で何か月でも保存可能なので作り置きにも便利!
一度開封したら、冷蔵庫に入れ、1週間程度で使いきるようにしましょう。
初めてでも意外と簡単にできる、手作りトマトケチャップ
■材料(500mL分)
・トマトピューレ…1L
A
・にんにくのすりおろし…少々
・玉ねぎのすりおろし…20g
・クローブ…2本
・赤唐辛子…1本
・塩…大さじ1
・酢…大さじ6
・甜菜糖…大さじ4
■作り方
1.トマトピューレを鍋に入れ、中火にかけて半量になるまで煮詰め、A加えてさらに10分煮詰める
2.冷めたら、クローブと赤唐辛子を取り出し、フードプロセッサーにかけてなめらかにし、再度温める
■保存方法
熱いうちに瓶に詰め、密閉状態で保存すると、常温で半年もちます。
開封後は、冷蔵庫で保存してください。
即席イタリアン!子イカのトマトソース煮
■材料(2人分)
・子イカ…3~4はい
・トマトピューレ…1カップ
・にんにく…1片
・赤唐辛子…1本
・オリーブオイル…大さじ1
・塩…小さじ1/4
・こしょう…少々
・バジルの葉…少々
■作り方
1.小イカははらわたを引き抜き、皮をむいて食べやすい大きさに切る
2.フライパンにオリーブオイルとつぶしたにんにく、赤唐辛子を入れて弱火にかけ、香りがでたら中火にして、小イカを加えてサッと炒める
3.2にトマトピューレを入れて混ぜ合わせ、塩、こしょうで調味し、バジルをふる
参考文献
「季節の保存食」/石原洋子著/家の光協会
「薬膳・漢方 食材食べ合わせ手帖」/喩静、植木桃子監修/西東社