【30~40代】更年期障害には、大豆・カルシウム・亜麻仁油が効果的!イライラやほてりなどの症状を食事とアロマで改善する方法
更年期障害の主な9つの症状
こんにちは。しちだ・ライフの松山です。
更年期障害とは、ホルモンバランスの乱れが原因で起こる、自律神経失調症のひとつといわれています。
- 倦怠感
- 肩コリ
- 腰痛
- 体のほてり
- 大量の汗(発汗)
- 動悸
- 冷え
- 不安感
- イライラ
といった症状が見られます。
症状は個人差が大きく、日常生活にあまり支障なく乗り切る方もいれば、重い症状があらわれる方もいます。
ストレスに弱い方や生真面目な方、子育ての終わり、介護などの要因が絡み合っていると、症状が出やすいです。
また、最近では、30代の更年期にはまだ早い時期から、症状が出てくる方もいます。
そもそも、なぜ更年期障害になるのかをご存じですか?
原因を知って、症状を改善しましょう!
なぜ更年期障害になるのか。その原因は、エストロゲンの減少にある!
更年期障害は、ホルモンの分泌減少による体調不良で、閉経前後の女性に多くみられます。
閉経の兆候として、月経周期の間隔がバラバラになったり、月経日数が2~3日の場合もあれば、2週間も続くときもあったりと、不定期になります。
閉経前後を迎えると、エストロゲンなどの女性ホルモンの分泌が減少し、十分に分泌されなくなるので、ホルモンバランスが崩れて、からだや心に影響がでていまいます。
それが、“更年期障害”といわれるものです。
エストロゲンには、自律神経を安定させ、コレステロールの増加を抑制し、カルシウムを吸収させやすくする働きがあります。
エストロゲンが減少すると、更年期障害だけではなく、骨粗しょう症や生活習慣病のリスクが高まるので、カルシウムとマグネシウムを十分に摂り、コレステロールや塩分を抑えるように気をつけましょう。
更年期障害の症状を食事で改善する!おすすめの食材は大豆イソフラボンとカルシウム!
大豆イソフラボンを多く含む食品
- 大豆
- 納豆
- 黒豆
- 豆腐
- 厚揚げ など
大豆や黒豆に含まれるイソフラボンは、エストロゲンに似た働きをして、更年期障害や、骨粗しょう症などの予防・改善に効果的です。
エストロゲンには、カルシウムを吸収させやすくする働きがあるので、減少することで、カルシウムが吸収しづらくなり、カルシウム濃度を保つために、骨内のカルシウムが血液に溶け出し、結果、骨が脆くなってしまいます。
そのため、カルシウムの摂取も大切ですが、カルシウムだけではうまく吸収ができないので、マグネシウムやビタミンDと一緒に摂ることがポイントです。
カルシウムを多く含む食品
- 小松菜
- イワシ
- 桜えび など
ビタミンDを多く含む食品
- しらす干し
- イワシ
- すじこ
- いくら
- いかなご など
栄養バランスが乱れると、自律神経も乱れるので、バランスの良い食事をこころがけましょう。
コレステロールを抑えて肥満防止!油は“不飽和脂肪酸オメガ-3”がおすすめ
エストロゲンが減少すると、コレステロール値が上がり、太りやすくなります。
また、悪玉コレステロールの酸化を防ぎ、細胞を守る力が弱くなり、善玉コレステルールも作られにくくなるので、お肉の脂身やバターなどの飽和脂肪酸を避けるようにしましょう。
飽和脂肪酸は、コレステロールや中性脂肪を増やす油です。
摂る油は、不飽和脂肪酸がおすすめです!
なかでも、青魚やくるみ、アマニ油に多く含まれる、オメガ-3系脂肪酸がとくにおすすめ!
オメガ-3は、悪玉コレステロールを抑制し、過酸化脂肪酸の発生を予防する働きがあります。
現代の食生活では、脂肪酸バランスが乱れがちなので、オメガ-3をたっぷり摂って、バランスを整えましょう。
青魚にも多く含まれていますが、かなりの量の青魚を食べなければいけないことと、汚染の心配があるので、オーガニックなアマニ油などから摂ると、手軽でおすすめです。
自宅で簡単にできる!アロマで自律神経を整えて、イライラや不安を解消しよう!
嗅覚は、脳と深い関係があります。
鼻から吸い込まれた香りは、脳の下垂体という部分に直接働きかけるので、脳が心地よいと感じると、自律神経やホルモンの分泌を促し、心が穏やかになります。
急にイライラしたり、不安になったり、情緒不安定な方におすすめ
- スィートオレンジ
- ラベンダー
- ゼラニウム
- ネロリ
使用方法①芳香浴
ハンカチやティッシュに1~2滴落とし、立ちのぼる香りを嗅ぐ。
※ディヒューザーを使用してもよいです。
使用方法②マッサージ
■マッサージオイルの材料
・ピュアホホバオイル・・・30mL
・ゼラニウム・・・1滴
・ラベンダー・・・1滴
■マッサージオイルの作り方
1.材料を全て混ぜる
■使用方法
1.手の平にとり、おへそを中心に、おなか全体を優しくさするようにする
※マッサージをしている間は、深く息を吸ったり吐いたりしましょう。
精油(エッセンシャルオイル)の香りを深く吸うことで、心も落ち着きを取り戻します。
更年期障害は、女性だけでなく、男性もなる可能性があります。
普段からストレスをためないようにし、適度に運動をして、息抜きをしてみてはいかがでしょうか?
参考文献
「栄養成分の事典」/横浜創英短期大学教授 管理栄養士 則岡孝子監修/新星出版社
「アロマテラピーのレシピ12か月」/佐々木薫監修/池田書店