忙しい日のご飯作りが楽に!お役立ち常備菜レシピ!

忙しい日のご飯作りが楽に!お役立ち常備菜レシピ!

古くからの先人達の知恵によって編み出され、受け継がれてきた保存食。

長い冬を乗り切るため、また、たくさんとれた旬の食材を有効利用するため、食べ物を腐らせずに長持ちさせようと工夫を凝らしたのが保存食のはじまりです。いかに腐敗を防ぐかが、保存食のポイントになります。

 

だいこんキムチ(カクテキ)

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新鮮な大根が手に入ったら、ぜひ大根キムチを作っておき、食卓に備えましょう。代謝アップや解毒にも効果的です。

大根にはデンプンやグリコーゲンを分解する、消化酵素ジアスターゼが含まれています。しかし、ジアスターゼは熱に弱く、生で食べなければ効果を得ることができません。キムチにすることで、ジアスターゼや、熱に弱いビタミンCも摂る事ができます。

■材料
・大根・・・500g
・粉唐辛子・・・大さじ3~4
A
・煮干しのだし・・・1/2カップ
・おろしにんにく・・・小さじ1
・しょうが汁・・・大さじ1
・果糖・・・小さじ1
・あみの塩辛・・・30g

■作り方

①大根は2cm角に切り、塩を振って20分ほどおき、軽く水気を絞る。
②①に粉唐辛子をまぶす。
③保存容器にAを入れて混ぜ合わせ、②の大根入れ、よくなじませ、4~5日おく。
※重石は必要ありません

1週間くらいで食べきることをおすすめします。

白菜のサラダ漬け

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白菜は精進料理において、「養生三宝」(ようじょうさんぽう)といわれるほど、滋養に富んだ食材です。白菜を1株買ってきたら、半株は料理に使い、残りは漬けておき、丸ごとおいしくいただきましょう。

■材料

・白菜・・・1/2株(約1.5kg)
・にんじん・・・小1本
・赤唐辛子・・・1本
・天然塩・・・45g
・オリーブオイル・・・大さじ1と1/2
・酢・・・大さじ2と1/2

■作り方

①白菜は洗って縦割りにし、3cm幅のそぎ切りにする。にんじんは薄い輪切りにする。
②漬物の陽気に①を入れ、塩を振り、一晩、下漬けをする。
③鍋にオリーブオイル、みじん切りにした赤唐辛子、酢を入れて煮立て、沸騰直前で火を止める。
④②の水を捨てて、熱いまま③を加え、全体になじませる。
⑤軽い重石をし、半日くらいおいてから食べる。

※1週間くらいで食べきりましょう。

ダイエットにもおすすめ!

白菜は1/4株で約100kcalと低カロリーで、血液の凝固や丈夫な骨づくりに欠かせないビタミンKが大変豊富。他のビタミン、ミネラル、食物繊維なども適度に含まれ、ダイエットをしている方にもおすすめです。また、ガン予防に効果的なイソチオシアネートも含まれています。

 

カブの辛子じょうゆ漬け

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スープや煮物にしてもおいしいカブは、消化酵素が豊富で、お正月の食べ過ぎにもおすすめです。酵素は、生で食べることで、効力を発揮します。栄養豊富な葉も、一緒に摂りましょう。

■材料

・小カブ・・・800g(約2~3個分)
・カブの葉・・・600g
・ふり塩・・・70g
※辛子床
・練り辛子・・・大さじ2
・しょうゆ・・・1カップ
・酢・・・50cc
・果糖・・・10g

 ■作り方
①葉を切りおとし、皮をむいてくし型に切る。
②葉は洗って、熱湯に通し、すぐに冷水にとって、よく水気を絞って、長さ3cmに切る。
③ボウルに①②を入れ、塩をふり、よく混ぜ合わせ、重石をして4時間ほどおく。
④辛子床の材料をすべて混ぜ合わせる。
⑤③の水気をよく絞り、④の辛子床に漬け、密閉して1時間ほど味をなじませる。1週間ほどで食べきるようにしてください。

葉は不足しがちな栄養素の宝庫

カブは、葉にも大変栄養があり、ビタミン、ミネラルなどが含まれています。中でも、カルシウム、鉄、食物繊維といった、日本人に不足しがちな栄養素が豊富に含まれているので、ぜひ葉付きのものを購入していただきましょう。