【中医学】体の不調、変化の原因と対策方法は「五行色体表」で確認!自然養生をしたい方必見!
夏には暑さで自然と食欲が落ちたり、冬の寒さで体が硬く、縮こまり、活動量が落ちるなど、人間の体は自然とともに生きています。
1年間同じものを食べたり、同じように生活をするのではなく、旬のものを食べたり、乾燥しやすい秋は乾燥対策をするなど、自然にあわせた生活をすることが健康で過ごす秘訣です。
不調の症状が出たときには、自然に逆らった行為をしていないか振り返ってみましょう。
現在は、トマトやきゅうりなどの夏野菜が1年中売られていたり、旬でないものがいつでも手に入りますね。
旬の食材は、栄養価が高いのはもちろんですが、その季節の体の変化にあわせた作用がある食材なので、1年中食べるのではなく、旬の時季に食べるのがベスト。
また、半月前に次の季節の準備をするのが良いので、今まで売られていなかったものが出始めた時季に、意識して旬のものを食べるようにすると良いでしょう。
中医学には、「整体観」という言葉があり、人間の体は一体であって、それぞれ部位を個々に捉えずに、統一されたものとしてみる。ということです。
そして、人体と自然界は共に一体なので、自然界の影響を体に受けるということを意味しています。
自然と体、体の部位の関係性を表した「五行色体表」という表があり、自分の症状を照らし合わせることで、不調の原因や、対策方法がわかります。
また、季節から対策法を見ることもできるので、表を参考に、季節に合った過ごし方を心がけてください。
「五行色体表」で自分の体をチェックしよう!
この表は、自然と人の体の関係性を表していているものなので、縦グループで見ていきます。
例えば、「木」のグループですが、
「最近、爪に縦筋が入ったり、割れやすくなったんだよね、それに肩コリがひどくなったな~」と思った人。
そのほかにも、徐々に目が充血してきたり、涙が出やすかったりといった症状がでてきたなと感じた人。
爪は、「木」のグループに属しているので、肝臓や胆などが不調を知らせているサインかもしれないと考えられます。
その原因はなにか。春の風が原因かもしれません。はたまた、イライラや怒りの感情が極端に高ぶっていたのかもしれません。
逆に、もともと肝臓を患っている人、患ったことがある人は、春に悪化しやすいので気を付ける必要があるという目安になります。
そのような時は、適度にスモモ、キウイフルーツ、柑橘類など酸っぱいものを食事に取り入れましょう。
もちろん、体の部位はお互いが関係しあっているので、一概にこれが絶対だとは言えません。
ですが、「五行色体表」は病院がなかった時代の先人たちの叡智の結晶です。
予防医学の一環として、生活改善のひとつに「五行色体表」を取り入れてみてはいかがでしょう。
季節を感じること、体からのサインを見逃さないこと、体質や季節に合った食べ物を食事に取り入れてみること。これが、健康に過ごす秘訣です。
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