キリキリとした胃痛、ムカムカ胃もたれの本当の原因は?薬に頼る前に簡単に対策できることを知ろう!
- 頭を使いすぎて疲れた
- 頑張った1日のご褒美に
- お腹がすいているのでガッツリ食べたい!
といったとき、チョコレートやケーキ、かつ丼やトンカツなど、甘いものや脂っこいものが食べたくなりますよね。
しかし、食べた後に胃がキリキリと痛んだり、ムカムカともたれたりしませんか?これは胃腸からの危険サインです!
あらかじめたくさん食べることがわかっていれば、胃薬を準備していたり、胃腸が弱い人はいつも持ち歩いていたりと、対策をしている方も多いと思いますが、そもそも痛くならなければ、薬に頼らなくても良いので嬉しいですよね。
胃痛や胃もたれは、体質改善や、食事での栄養摂取で症状を和らげることができるので、普段の食生活を見直すことが大切です。
すぐに胃が痛くなる、胃もたれをしやすいという方は、本当の原因を知って改善しましょう!
①胃がしくしくと痛む、胃を抑えると痛みが和らぐ人は?
- 食べても元気がでない
- そもそも食欲が湧かない
- 疲れやすい
などの症状がみられるときは、消化機能が低下しているので、胃痛や胃もたれといったサインが出ているタイプ。
生まれつき胃腸が弱っていたり、慢性的な胃薬の服用や、老化で胃腸が弱くなっています。
胃がしくしくと痛み、胃を抑えると痛みが和らぐ人は、このタイプの可能性が高いので、消化器官を活発にさせるようにします。
例えば、胃粘膜を強化するビタミンAや、胃炎などの原因となる活性酸素を除去するビタミンCやビタミンE、粘膜組織をつくりだすビタミンUをとることもおすすめです。
マルチミネラルビタミン剤で栄養素をサポートすると、あれこれとたくさん摂る必要もない上に、バランスよく栄養素を摂ることができます。
②低体温、冷え性の人や、冷たいものを食べた時に痛みが起こる人は?
Q今日はリレーの選手を選ぶ大切な勝負の日!手足がかじかむほど寒い日ですが、良い記録を出すために、勝負の前にあなたは何をしますか?
①リレーの直前までじっとし、体を休ませる。
②体がポカポカとするまで準備運動をする。
多くの方は、②を選んだと思います。
ケガをしないように、体を良く動かすために、準備運動をして体を温めるのと同じように、胃腸が冷えていると消化活動が鈍くなり、うまく食べ物を消化できなくなります。
そのために、胃に食べ物が残り、「胃もたれ」「胃痛」といった症状が出ます。
冷たいものや、お刺身など、生食をとった時、寒い部屋に長時間いた時などに急激な胃痛を感じることがあるのはこのためです。
この場合は、胃を冷やさないように、胃腸を温めたり、暖かいものを食べたりして、胃痛を緩和させましょう。
葛粉は、消化機能を高める働きがあり、体を芯から温めます。
とろみをつけるのに使う片栗粉は、本来カタクリの根のデンプンから作られますが、市販で出回っている多くのものは、原材料がジャガいもでできています。
ジャガいもには体を冷やす作用があるので、片栗粉のかわりに、葛粉を使うのがおすすめです!
③胃が張ったように痛い、げっぷが多い、唾液が過剰に出る人は?
- 暴飲暴食
- 脂っこいものの食べ過ぎ
- 疲れている時に消化の悪いものをたくさん食べた
- お酒の飲み過ぎ
などでおこる胃痛は、胃が張ったように痛い、げっぷが多い、胃液がこみ上げる、唾液が過剰に出るなどの症状が出ることがあります。
この場合、消化が進むと胃痛は収まってきます。
消化を促進するためには酵素の存在が必要不可欠!
酵素は生物に多く含まれており、食べ物を分解して、体内に吸収できるようにさせる物質です。
野菜が嫌いであまり食べない人や、甘いものや脂っこいものが好き、お酒が好きな方は酵素が不足しがちです。
食べ物を食べれば食べるほど、多くのものを消化するために酵素が必要となりますが、必要な酵素を摂れておらず不足してしまうと、肥満になったり、便秘や下痢の原因になったりします。
④イライラ、興奮したときにキリキリと胃が痛む人は?
イライラした時やストレスを感じたときに胃が痛くなる人がいます。
胃のキリキリとした痛みが何度も襲ってきて、両脇部に痛みを感じることが多いのがこのタイプです。
精神的にも不安定で、イライラや怒り、興奮しやすく、感情の昂りでさらに胃痛を伴うことがあります。
この場合は、まずイライラや怒りを抑え、気持ちを整える必要があります。
とはいっても、イライラしたくない!と思って抑えられるのであれば、悩みませんよね…。
自律神経には、交感神経と副交感神経があり、正反対の性質があります。
試合前などで興奮している時は交感神経が、寝る前などリラックスしている時は副交感神経が優位に働き、この2つがバランス良く働くことで、健康を保ち、元気でいることができます。
そのバランスが乱れてしまうと、イライラ(興奮)が続いてしまったり、反対に、やる気が起きなかったりという症状が出ます。
こういった場合は、神経活動をコントロールするビタミンB群や、ストレス耐性を整えるビタミンC、幸せのミネラルといわれているマグネシウムなどを積極的に摂ると良いです。
また、質の良い睡眠をとり、太陽の光を浴びることで「幸せホルモン」とよばれるセロトニンが分泌されるので、精神が安定します。
試験前などの緊張でおこる胃痛を落ち着かせるためには、まず呼吸を整えましょう。
3~4秒吸って、2秒息を止める、そして、6~8秒かけてゆっくりと息をはきだし、深い呼吸をすることで、心に落ち着きを取り戻すことができます。