【試験前、受験生】今からでも間に合う、受験を成功させる方法!直前に集中力を高め、本番に強くなる、大注目の”タウリン”の効果
CMでよく耳にするタウリンってこんな栄養素
タウリンは含硫アミノ酸の一種でおよそ体重の1%を占め、あらゆる臓器に存在しています。
私たちの体の細胞を正常な状態に戻す働きを持つ生命維持には欠かせない栄養素です。
人間の体では、筋肉や心臓、脳、網膜などに多く含まれており、その中でも筋肉には、体内のタウリン量のうち、およそ70%が存在しています。
なかでも、
- 高血圧
- 高脂血症
- 高コレステロール
- 貧血症などの方
- 糖尿病の方
- 疲れやすい人
- スポーツをされる人
- 目の疲れが気になる人
- 乳幼児
- お酒を飲む人 など
は積極的に摂取した方が良いです。
タウリンが多く含まれる食材
食品 100mgあたりのタウリンの量
- 真だこ…900~1670g
- イカ…700mg
- カツオ…160~830mg
- イワシ、サバ…170mg
- ホタテ…670~1000mg
- 牡蠣…70~1180mg
集中力を高めてくれるタウリン
タウリンはカルシウムの指令塔と言われ、カルシウムが細胞内に入りすぎるのを抑えたり調整します。細胞内にカルシウムが増えすぎると、興奮してイライラなどの原因になりますが、タウリンが十分にあると、過剰なカルシウムの流入を防ぎイライラや興奮を引き起こしません。
その結果、精神が落ち着き、ストレスに強くなります。
血圧やコレスレロール値のコントロールにも大切
タウリンはヒトの体内では、筋肉や脳、目の網膜などの臓器に多く含まれ、消化を助けたり、脳の神経伝達物質として作用したりしています。
様々な神経細胞やシナプスの膜を通るカルシウムイオンを調節し、過剰時に引き起こされる神経興奮状態を鎮める働きもするので、脳の働きにも作用すると考えられています。
タウリンが不足すると、血圧やコレステロール、血糖値のコントロールなどがうまくいかなくなったり、体がむくんでしまう場合があります。
タウリンの期待できる効果
1.心臓
血中のコレスレロールを下げ、狭心症、心筋梗塞を防ぎます。また、心筋が興奮しすぎて起こる不整脈を予防します。
2.脳
血圧を下げる働きがあるほか、血が固まるのを防ぐ作用があり、また、細胞の興奮を調整する作用があるので、てんかんによる興奮やアルコールによる悪酔いを抑えます。
3.肝臓
身体の物質代謝においてきわめて重要な役割をしている肝臓で、胆汁の循環をスムーズにします。そうすることで、健康な体が保たれます。
4.すい臓
インシュリンを出す細胞が壊れるのを防ぎ、活気づけ、血液中の糖分が高くなるのを抑えます。
5.目
タウリンが不足すると、目が見えにくくなり、暗順応機能が低下します。老化にともないタウリンが減ると、暗闇の中で目が慣れるまで時間がかかります。
6.脂肪
新陳代謝が活発になることで、脂肪燃焼が期待でき、ダイエット効果が期待できます。
7.筋肉
筋肉の活動を活発にし、余計な収縮を緩和するので、タウリンをたくさん飲んで100Mを走った場合、タイムが良くなるという実験結果が出ています。
タウリンが肝臓機能に不可欠なわけ
肝臓の解毒や排泄機能は、肝臓で作り出される胆汁によって行われています。
胆汁はさまざまな成分が集まってできていますが、その主原料は胆汁酸という物質で、胆汁酸はタウリンやアミノ酸のグリシンと結合することではじめて分泌されるといわれています。
タウリンは胆汁酸の分泌を活発にするので、とくにタウリンが不足すると、胆汁による解毒や排泄がうまくいかなくなるほか、脂肪の代謝、ビタミンA・Eなどの脂溶性ビタミンの吸収などにも悪影響を及ぼします。
肝臓の機能低下はそのまま疲労へと直結
肝臓は「解毒」、「代謝」、「神経伝達物質」に影響することから、 肝臓の機能が低下すると、これらの役割を適切に果たすことができず、 結果として倦怠感、頭がどんよりする、傾眠、不眠などの疲労症状が現れます。
タウリンの過剰症
タウリンは本来体の中でも作られていますが、その量はとても少ないものです。
もともと体の中にあるものなので外から多く摂っても副作用のようなものはありません。
多く摂った分は尿と一緒に体外に排出されるので、摂りすぎの心配はありません。
食事から毎日摂るのが大変な方は、ドリンクやサプリメントを使うのもいいかもしれません。しかし、市販の栄養ドリンクにはタウリン以外の成分も含まれているので内容を確認して、くれぐれも飲み過ぎないように気をつけましょう。
天然タウリンと合成タウリンの違い
天然タウリンとは、牛の胆汁や魚介類の煮汁から抽出したものです。
一方、合成タウリンとは、エチレンから化学合成したものです。
合成タウリンは、生成過程でおこる反応中間物や、触媒の残留という問題が絶対にないとは言い切れません。
日本薬局方では、98.5%をクリアしていれば良いので、人によっては、残りわずかな物質が、生体反応を起こすことも考えられています。
現在、栄養ドリンクをみるとタウリンが含まれているものが多いですが、そのほとんどが合成タウリンです。
栄養ドリンクの備考欄に、副作用として、便秘、下痢、腹部の不快感、嘔吐、過敏症状などが書かれているのを見たことはありませんか?
天然タウリンは、常食しても問題ないという基準にそって認可されており、化学反応を加えることなく抽出しているので、残留物の心配はなく、したがって副作用の心配もありません。
全身の細胞にあるタウリンですが、必要な細胞に優先的に行き渡ります。
薬理効果を出すためには、1日3,000~6,000㎎が必要とされますが、食品から摂れる量は50~250㎎といわれています。
また、焼くと3割、煮ると5割減少するといわれているので、サプリメントを活用して効率良く摂るのがおすすめです。