アロマでできる認知症の予防・改善!効果的な使い方で脳を活性化!【学びの秋におすすめのアロマ】

アロマでできる認知症の予防・改善!効果的な使い方で脳を活性化!【学びの秋におすすめのアロマ】

日に日に秋めいて参りました。

外に出た際、風にのって金木犀の香りが運ばれてくると、「秋になったな」と思いませんか?

季節の香り以外にも、例えば、

    • 人混みの中で、ある香水を感じた時、特定の人物を思い出した

 

  • ふと嗅いだニオイで、何十年も思い出す事のなかった過去のことや光景がよみがえってきた

そんな経験はありませんか?

このように、人の脳と香りには密接な関係があることが分かっており、効果的なアロマの活用で認知症及び脳の活性化も期待できます。

香りと脳と記憶のメカニズム

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人の視覚や聴覚、嗅覚などから思い出される記憶は、それぞれ脳の別の部分に収納されています。

通常、視覚や聴覚などの感覚器から得た情報は、まず大脳の「新皮質」という場所に送られますが、唯一、嗅覚だけが大脳新皮質を経由せず、大脳辺縁系という場所に到達します。

香りは

鼻→嗅上皮→嗅細胞(嗅毛)→嗅球→大脳辺縁系→嗅覚野

の順で脳へ到達します。

大脳新皮質
思考や計算など知的活動を司る。

大脳辺縁系
食欲や性欲といった本能行動、喜怒哀楽などの感情、記憶を司る。

海馬
記憶を司る。
直近から過去二年ぐらいまでの短期記憶を蓄積する。

扁桃体
情動を司る。快・不快を判断。(この扁桃体が、香りの好き嫌いを判断しています。)

 

アロマが認知症に効果的 香りを脳に作用させるテクニック

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人間は、“交感神経”と“副交感神経”の2つの自律神経を切り替えながら生きています。

昼は交感神経を優位に働かせて体を活発に活動させ、夜は副交感神経を優位に働かせ、ゆったりとした気分にさせます。

認知機能を改善させるためには、嗅覚の活性化と鎮静化(オンとオフ)を繰り返す事によって、嗅覚と深くつながり記憶を管理している海馬をも活性化させ認知症を予防・改善することができます。

 

昼用(日中用)のアロマオイルレシピ
ローズマリー…2滴
レモン…1滴
集中力を高める効果が期待できるローズマリーと、気持ちを高める効果が期待できるレモンを2:1でブレンドすることで、集中力がアップします。

 

夜用のアロマオイルレシピ
ラベンダー…2滴
オレンジ…1滴
安眠効果が期待できるラベンダーと、リラックス効果が期待できるオレンジを2:1でブレンドすることで、リラックスすることができ、記憶を定着させます。

 

安眠効果も期待できるので、枕元に染みこませたり、香りを拡散させるのがおすすめ。

昼用アロマは脳の神経細胞を活性化、夜用アロマは神経細胞を沈静化する役割があります。

どちらか一方だけでも効果は出ますが、昼用と夜用のアロマを両方嗅ぐことが脳の活性化には効果的です。

香りがもたらす効果 【リラックス】

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アロマオイルを嗅ぐと脳内の神経伝達物質が分泌されます。これらには、幸福感や情緒の安定、やる気を高めたり、活気づける、また、気持ちを鎮めるなどの効果があります。

さまざまな香りは、大脳辺縁系、視床下部、下垂体などに刺激をもたらし、食欲、本能行動、性欲、睡眠浴、自律神経系や内分泌系の働きをコントロールしています。

これらは、心の影響を受けやすく、感情が安定していると円滑に働き、病気にもなりにくくなることが分かっています。

アロマオイルは天然由来の精油を選ぶ

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精油とは、植物から丁寧に抽出された100%混じり気のないピュアオイルのこと。

オイルの中には、化学的に似たような香りをつけた商品もありますが、嗅神経を効果的に刺激するためには、化学合成物を使ってもその効果は認められません。

必ず天然由来の精油を使いましょう。