疲労回復、エネルギー生産、美肌に!私たちの生活に欠かせないクエン酸
クエン酸って?
クエン酸とは、お酢やレモン、グレープフルーツ、オレンジ、梅干などに含まれている、酸っぱい成分のことです。
クエン酸を多く含む食品100あたりのクエン酸含有量
・レモン・・・6g
・ライム・・・6g
・梅干・・・4g
・いちご・・・1.3g
・キウイ・・・1.3g
クエン酸を積極的に摂取した方が良い人
- スポーツによる筋肉疲労の回復に。
- 美容とダイエットに心がけている方。
- 健康維持、体力増進のために。
- 連日の残業でお疲れのビジネスマン。
- 外食の多い単身赴任のお父さん。
- 肌荒れ気味の方。
- 年中肩こりの主婦。
- お酒が翌日残る方。
クエン酸の主な働き
●疲労回復
クエン酸は「クエン酸回路」という、体内に取り入れた栄養素からエネルギーを産生する過程で欠かせない成分です。食物から摂取された栄養素は、このクエン酸回路を通ることで、8種類の酸に分解され、この分解過程でエネルギーが生産されます。
クエン酸はこの回路を回すための着火剤のようなもので、体内にクエン酸が十分にあると、クエン酸回路はスムーズに回ることができ、どんどんエネルギーが作り出されます。
クエン酸をしっかりと取り入れることで、クエン酸回路がしっかりと機能し、体内でのエネルギー産生が活発になるために疲労の軽減や早期の疲労回復が望めます。
●キレート作用
キレートとはギリシャ語で“カニのはさみ”という意味です。カルシウムなど、体に吸収されにくい栄養素を、クエン酸と一緒に摂ることで、クエン酸が包み込んで吸収を助けてくれます。
●抗酸化作用
老化や病気の原因となる活性酸素を出にくくしてくれるといわれています。たとえば、鉄と酸素が結びついて酸化するのを抑える効果があります。
●アルカリ体質に
元々、人間の体は弱アルカリ性なのですが、これが酸性の方向にベクトルが向くと
病気になりやすいと言われています。
ストレスが溜まってしまっただけで人間の体は酸性の方向に向いてしまいます。
そうなってしまった体を弱アルカリ性に保つ働きがあるといわれています。
クエン酸を効率よく摂取するには
●数回に分けて摂る
クエン酸は水溶性の栄養素なので、体に長い間ためておくことができません。回数を分けてこまめに摂るようにしましょう。
●ビタミンB群を一緒に摂る
クエン酸を摂る際に、ビタミンB群を一緒に摂ることで、より効率のよいエネルギー産生ができます。
簡単!「クエン酸」たっぷりレシピ
黒酢の温野菜サラダ
■材料(4人分)
・かぶ・・・2個
・にんじん・・・1本
・ブロッコリー・・・1/2株
・カリフラワー・・・1/2株
・れんこん・・・1本
☆黒酢ソース
・オイスターソース・・・小さじ1
・水・・・大さじ2
・塩・・・小さじ1/2
・黒酢・・・大さじ1強
■作り方
①野菜を食べやすい大きさに切る
②鍋にかぶ、にんじん、れんこんを入れて茹でる。
③その後に、ブロッコリー、カリフラワーを加えて茹で、すべてザルに上げる。
④☆の材料を混ぜ合わせ、茹でた野菜と和える。