ミネラル豊富でダイエット中の方にもおすすめ!「麩」のヘルシーアレンジレシピ
「お麩」は何からできている?
小麦粉に食塩水を加えてよく練って生地を作り、粘りが出たところで生地を布製の袋に入れて水中で揉み、デンプンが流出した後に残ったグルテンを蒸して生麩(もち麩)が作られます。生麩を油で揚げると揚げ麩になり、生麩を煮てから成形して乾燥させると乾燥麩になります。
「お麩」の意外な栄養素
主な栄養素はタンパク質。
その他、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛などのミネラルが豊富で、肌や髪、筋肉を作るタンパク質は、健康を維持する上で欠かせない栄養素です。
麩に含まれる植物性タンパク質は、動物性タンパク質よりローカロリーで吸収しやすく、麩が、精進料理で肉の代わりに活躍したのもうなずけます。さらに、麩は保水性にも優れ、満腹感を得やすいので、これまで食べ過ぎていた人が、食事の量を減らせるメリットもあります。
脂肪が少なく消化が良い麩は高齢者、幼児、病気の方の食事にもおすすめです。
基本の調理方法
<あらかじめ戻してから使う>
煮物などの濃い汁のもの、料理しながら味がどんどん変わっていくものに、戻していない麩を直接入れるのは厳禁。
麩が濃い汁を吸ってしまい、それが抜けなくなってしまいます。
そんなときはあらかじめ、ぬるま湯など戻して、ギュっとよく絞ってから使います。
<麩の絞り方>
片手で麩をギュっと握ってしぼると、麩がボロボロになって食感が悪くなってしまいます。
おすすめは両手で挟みこんで、なるべく麩の形状を崩さないように絞るのがオススメです。
<戻す時の温度>
ぬるま湯で戻す。
ぬるま湯で戻す方が、熱湯で戻すよりふっくらします。
忙しいお母さまにおすすめレシピ!車麩とりんごの健康おやつ
車麩のりんご添えは、成長に欠かせない、良質のタンパク質やビタミン類がたっぷり!!
リンゴのレモン煮を多めに作っておくことで、手軽にアレンジができ、おやつのバリエーションが広がります。
■材料(4人分)
・りんご・・・1個
A
・果糖・・・大さじ3強
・レモン汁・・・小さじ1
・車麩・・・4個
・豆乳(漬け込み用)・・・100mL
B
・豆乳・・・100mL(衣用)
・卵・・・1個
・果糖・・・少々
・オリーブオイル・・・適量
・はちみつ・・・適量
■作り方
①漬け込み用の豆乳の中に車麩を入れ、柔らかくなるまで冷蔵庫で漬ける。
②りんごは皮をむき、いちょう切りにし、Aと一緒に弱火で煮汁がなくなるまで煮る。
③①の余分な豆乳を軽く絞り、絞り汁とBを混ぜ、車麩を漬ける。
④フライパンにオリーブオイルをしき、③を弱火で両面焼く。
⑤④にりんご煮、はちみつを添える。