牛乳って本当に体に良いの?危険、体に悪いと言われる理由とは~子供のために知っておきたい正しい知識~

牛乳って本当に体に良いの?危険、体に悪いと言われる理由とは~子供のために知っておきたい正しい知識~

牛乳って本当に体に良いの?

最近、牛乳の摂取について、何かと話題になっていますよね。牛乳を飲ませるのはいかがなものか、といった声がちらほら聞こえてきています。私たちは、インターネットやテレビから多くの情報を手に入れられるようになりましたが・・・

健康のため、子供の成長のためと、子供にせっせと牛乳を飲ませている方。牛乳という食品が私たちの体にとって本当に良いものか正しい知識をお持ちですか?

皆様もよくご存じの牛乳。

料理やお菓子作りに使ったり、そのまま飲んだりと使い方はさまざま。冷蔵庫に必ず1本は置いてあるというご家庭も多いことでしょう。

そして、学校給食では、「栄養豊富で体に良い」「カルシウムたっぷりで丈夫な体を作る」といった完全栄養飲料として毎日のメニューの一つになっています。

しかし、牛乳はあくまでも“牛の赤ちゃんのためのもの”であり、人間の食性には合わないのです。

飲み続けることで、体にさまざまな害をもたらす非常にリスクの高い食品といえます。

    • 牛乳は腸にダメージを与える
    • 牛乳は骨を脆くする
  • 牛乳はアレルギー疾患の原因になる可能性がある

など、牛乳がもたらす代表的な3つのリスクをご紹介します。

 

牛乳を飲み続ける代表的な3つのリスク①腸にダメージを与える

the_title

牛乳を飲むと「お腹を壊す」という方、多いですよね。

それは、「乳糖不耐症」が原因です。

体内で乳糖を分解できないという意味の病名ですが、日本人の8割が乳糖不耐症であるため、牛乳を飲むとお腹が痛くなる、壊すという症状は、ごく一般的な状態なので安心してください。

牛乳には、ラクトースという乳糖が含まれていますが、私たち人間の体はこのラクトースを分解する消化酵素をほとんど備えていない(厳密には生後1歳半から4歳までに減少する)のです。

そのため、牛乳を摂取すると消化にとても負担がかかる上に、腸が痙攣を起こし、下痢につながることがあるのです。

 

 

牛乳を飲み続ける代表的な3つのリスク②アレルギー疾患の原因になり得る

近年、牛乳アレルギーの患者が急増していることはご存知でしょうか。

0歳から6歳までの食物アレルギーの原因となる食品の割合は、1位の鶏卵に続き、牛乳は第2位です。

大人を含めても、我が国の食物アレルギーの原因となる食品の割合は、牛乳が15.9%と2番目に多いのです。

前述したように、私たちの体は牛乳の成分をうまく消化できないので、牛乳に含まれる、人間に合わないタンパク質が消化されないまま腸に到達してしまいます。

そして、腸は牛乳のタンパク質を異物と捉え、免疫システムが過剰に反応し、アレルギー疾患につながるのです。

牛乳を飲み続ける代表的な3つのリスク③骨をもろくする

    • 身長を伸ばしたい
    • 体を丈夫にしたい
    • 健康のために

と牛乳を飲む方が多くいらっしゃいます。

それなのに、骨をもろくするってどういうこと?と思いますよね。

 

牛乳を飲めば飲むほど、骨がもろくなってしまう原因は、私たちの体が人間のカルシウムを吸収する時、マグネシウムなどのミネラルが同時に必要となるという点にあります

牛乳に含まれるカルシウムの量は1ℓあたり1200mgとかなりの量です。

これだけ大量のカルシウムを取り込むと、体はカルシウム濃度を正常に保とうとし、もともと骨や血液にあるカルシウムを尿として排泄し、骨がスカスカになります。

そして、牛乳には、カルシウムの吸収に必要なマグネシウムがほとんど含まれず、働けないカルシウムは吸収されないばかりか、実は体内にある大切なカルシウムまでも奪い去っているのです。

 

健康に関わることだから、正しい知識を持ってほしい

the_title

戦後、食糧不足だった日本に、アメリカから入ってきた牛乳を飲み始めて数十年。日本人にはほとんど見られなかった骨粗鬆症やアレルギー疾患がみるみる増えてきた原因に、牛乳が関係ないと言い切れるでしょうか。

そして、牛乳には複合的に心配なことがさらにあるという点が問題なので、十分とり方に注意しましょう。

現代人に慣れ親しんだ牛乳ですので、今すぐ断ち切れないこともあると思います。

お料理等で使用することもありますし、たまにはヨーグルトやチーズなどの乳製品を食べたくなることもあると思います。

これらは、発酵食品という点では牛乳をダイレクトに飲むより体へのダメージを抑えられますが、原料が牛乳であることに変わりはありません。

 

また、摂取に伴うマグネシウムの消耗を充分に考慮する必要があります。
牛乳を使用するレシピは豆乳で代用するなど、乳製品を日常的に取り入れることは控えましょう