はじめてでも簡単!今日からできるシーン別アロマオイルの使い方
アロマテラピーとは
日本語でいう「芳香療法」であり、精油を使って、暮らしの中で香りを楽しみながら、心身の健康と美しさを保つ目的で、古来より続いてきた植物療法のひとつです。
精油はエッセンシャルオイルとも呼ばれ、植物中の揮発性芳香物質を集めたものです。花や葉、樹木、果皮、樹脂といったさまざまな抽出部位からとられ、約250種以上あるといわれており、水には溶けない脂溶性です。
アロマテラピーは、植物の生命力に助けられながら、人間の自然治癒力、生命力を助けるセラピーです。
全ての精油に共通する作用として、以下の効果があります。
①抗酸化作用
②抗菌作用
精油を選ぶときのポイント
100%天然のものを選ぶ
自然の原料から作られたもので、他のオイルなどを使用していないものを使います。100% Pure&Natural、Pure Essential Oilなどの表記があればほぼ問題はありません。
容器は遮光のものを選ぶ
アロマオイルは日光の影響を受けやすいので、遮光瓶に入っているものを選びましょう。
まずはラベンダーとティートゥリーを使ってみよう!
たくさん種類がある精油の中で、まず最初に選ぶのなら、万能オイル「ラベンダー」と、抗菌力の高い「ティートゥリー」がおすすめ。
このふたつは用途が幅広く、さまざまな場面で使うことができます。
また、ラベンダーとティートゥリーはとても安全性が高く、少量であれば直接皮膚につけても大丈夫な精油です。
●ラベンダーについて知ろう
ラベンダーは気持ちが落ち着く、清らかでフローラルな香りです。鎮痛作用があり、生理痛を緩和します。自律神経を整える働きもあるので、心が乱れがちな女性に深いリラックス効果を与えてくれます。もともと傷や火傷のケアに使用されていたこともあり、傷跡やお肌の炎症の回復に役立ちます。
●ティートゥリーについて知ろう
ティートゥリーは、なんといっても殺菌力が強いことが特徴です。ニキビや吹き出物などの肌のトラブルを改善します。
また、切り傷・擦り傷・やけど・口内炎等の痛みを抑え、同時に殺菌・消毒を行うことができるすぐれものです。
このほか殺菌効果を活かしてお掃除などにも使えます。机や家具、電話の受話器などの拭き掃除、お風呂などカビのつきやすい場所のお掃除にもおすすめです。
芳香浴
精油を拡散し、香りを楽しむことにより、心と体のバランスを整える方法。
アロマランプ、アロマディフューザーなどを使用しましょう。
沐浴法
入浴の際に精油を使用することで、精油の効果に入浴がもたらす効果が加わります。
吸引法
熱湯に精油を落として湯気を吸入し、呼吸器系の不調を緩和します。
マッサージ
精油とキャリアオイルを使用し、体をマッサージすることで、巡りを良くします。
エッセンシャルオイルの使用上の注意
基本的には、エッセンシャルオイルは原液が皮膚につくと、体及び皮膚にダメージを与える可能性があります。ラベンダー油とティートゥリー油は少量であれば原液でも問題はありませんが、肌の弱い方は、事前に希釈したものでパッチテストをしましょう。マッサージには、キャリアオイルで希釈して使いましょう。
柑橘系のオイルを肌や髪に用いる時は、日中や外出時の使用は避けてください。日にあたると、シミ、ソバカスの原因になることがあります。
妊娠中は非常にデリケートですので、ご使用の際には、医師にご相談ください。