美人ママになる秘訣「肌のしくみ」を考えた正しいスキンケアの方法~いつまでも綺麗でいたい方に~
クレンジングは6割で
スキンケアはまず、肌の汚れを落とすことから始まります。
化粧という油汚れを水で乳化して落としやすくするものが「クレンジング」の役割です。
クレンジングは油分と乳化剤(界面活性剤)をあわせたものでできています。
界面活性剤はクレンジングの性質上どうしても必要なのですが、これが原因で肌に負担をかけてしまいます。
すすいだ時にメイクがしっかり落ちるクレンジングは、強力な界面活性剤が使われているので、クレンジングをして、6割くらい落ちていればよいです。
落ちないマスカラとアイライナーには要注意
長時間のメイクや水、汗に耐えられるように、通常のクレンジングでは落ちにくいマスカラやアイライナーを使用して、それをポイントリムーバーで落としている人は、シミ・シワに要注意です。
ポイントリムーバーは普通のクレンジングよりも洗浄力を強くするために、より強い界面活性剤を使っており、さらに、コットンなどで皮膚の弱いまぶたをこすってしまうので、肌は炎症を起こし、長年の間にシミやシワになってしまう心配があります。
ポイントは、オリーブオイルをコットンに含ませて、まぶたの上に乗せ、30秒から1分くらいおいて化粧がにじんできたらこすらないようにふき取って、その後に全体をクレンジングしましょう。
肌には弱酸性がいいって本当?
肌は通常弱酸性ですので、弱酸性にこだわる必要はありません。
弱酸性で洗っても、アルカリ性で洗っても、流す水は中性のため、すすぎ終わった時には肌のphは中性になっています。
しかも、アルカリ性が悪いわけではありません。
温泉のほとんどは肌をなめらかにする作用があるアルカリ性です
。乾燥予防のスプレーなどもアルカリ性です。
つまり、洗顔料は「弱酸性」が大切なのではなく、洗浄力が自分の肌にちょうどよいものを選ぶことが大切です。
ある程度皮脂が落ち、つっぱらないものがベストです。
大切な保湿方法
肌にとって、水分は命です。
肌が乾燥しないようにする「保湿」ですが、化粧水だけでは十分な保湿をすることができません。
なぜなら、水分保湿にはセラミドという肌表面の脂質が必要になるからです。
このセラミドと結合した水分子は湿度が0%でも、気温が氷点下20℃になっても、蒸発したり、凍ったりすることはありません。
ところが残念なことに、セラミドは年齢とともに減ってしまいます。
セラミドを補うことが、赤ちゃんのようなもちもち肌を手に入れる方法なのです。
肌が乾燥していると思った時には、保湿美容液を手でそっと押し当てるようにつけましょう。
単に水をふりかけるような行為は肌の表皮と内側の水分を一緒に蒸発させてしまいかねないので、危険です。
子育てや仕事などで忙しいと、肌の手入れはついつい後回しになりがちです。
しかし、地道な積み重ねがないと、シミやシワが増え、実年齢以上の見た目にショックを受けてしまうことになりかねません。
頑張っている自分をいたわるように、肌をケアしてみてはいかがでしょうか。