なんとかしたい、この頭痛・偏頭痛の原因って何?家庭でできるタイプ別改善方法
頭痛や偏頭痛が起こる4つの原因
特に重い病気や疾患があるわけではないのに、たびたび、頭痛や偏頭痛に悩まされ、薬が手離せないという方はいらっしゃいませんか?
鎮痛薬を飲む前に、自分の体質を知ることで、薬を使わずに改善することができます。
なぜ、頭痛や偏頭痛がおきるのか。その原因は4つあります。
①外的要因
②体が冷えている
③血の流れが悪い
④水分代謝が悪い
①外的要因による頭痛
気候や気温の急激な変化やむち打ちなどで頭痛を発症している人です。
この外的要因の場合は、発汗によって、首や肩の筋を温めながら緊張をほぐして治します。
②体が冷えているから起こる頭痛
突き上げるような激しい痛み、ひどい吐き気に悩まされる頭痛。
これは、体の冷えが原因です。体の冷えは「体温調節ができなくなっている」「運動不足による筋肉量の低下」「過度なストレス」「体を冷やす食べ物が好き」「鎮痛剤で体をこわばらせて冷やしている」ことで起こります。
この場合、体を温めて、胃腸の働きを良くする必要があります。
体を温める栄養素として、血液の材料をつくるビタミンC、血管を拡張したりホルモン分泌で体温調整機能を整えるビタミンE、血液の流れを良くするカプサイシンなどがあります。
③血液の流れが滞っていて起こる頭痛
同じ場所を刺すような痛み、特に夜に悪化する頭痛。
このタイプは血の流れが滞ってしまい、脳血管性に不調を生じた時におこります。下半身は冷えているのに、上半身は熱がこもっている人。婦人科系の疾患(生理痛や生理不順、子宮筋腫など)を患っている人が生理の時に起こしやすい頭痛です。
頭を冷やしても、痛みが引かないので、血行を良くするように努めましょう。
足浴で足の先、ふくらはぎのマッサージで血液を全身に巡らせることができます。また、ビタミンC、ビタミンE、パントテン酸は血液の流れを良くする栄養素を多めに摂ることで、頭痛の改善に役立てます。
④水分代謝が悪いと起こる頭痛
締め付けられるような痛みと、胃がムカムカしたり、吐き気をもよおしたりするタイプの頭痛。
このタイプは、リンパや体内の水分の代謝が悪い時に起こります。特に暴飲暴食で胃腸の調子が悪くなった時に感じやすい頭痛です。胃腸が悪くなっていると、お腹のあたりが冷えている感じがします。
塩分を控えたり、利尿作用や発汗作用を促進させたりして、体の水分をたくさん溜め込まないようにしましょう。
また、カリウムには利尿作用があり、体内の余分な水分を排出してくれ、クエン酸は代謝をスムーズにしてくれます。さらに、ビタミンEで血流を良くして、体内の水の通りをきれいにすることがおすすめです。
体質改善のチャンス!!
頭痛がひどいと悩んでいる方、体の不調は、体質改善のチャンスです。自分の体の声をしっかり聴いて、対応してあげましょう!