寝ても疲れがとれない、朝が起きられない原因はビタミンB群の不足かも!?【疲れやすい、ストレスが多い方必見】
ビタミンB群はさまざまな代謝の要!
体の潤滑油として働くビタミン。
ビタミンB群はさまざまな代謝の要!
ビタミンは体の潤滑油的な働きをしており、健康維持に欠かせない栄養素です。中でもビタミンB群は、食べ物の代謝や細胞の新陳代謝に必要で、不足すると疲れやすくなります。
ビタミンB群には、B1、B2、葉酸などがありますが、互いに助け合って機能しているため、バランスよく摂ることが重要です。
ビタミンBを積極的に摂取した方がいい人
- なんだか疲れやすい
- 口内炎ができやすい
- 効果的にダイエットをしたい
- 落ち着きがない
- お酒をよく飲む
- スポーツをする
- ストレスが多い
- 風邪をひきやすい
- 肌荒れが気になる
- 糖尿病
- 妊娠中、授乳中
- 体力仕事
知ってる?ビタミンB群のそれぞれの働き
●ビタミンB1
ご飯やパン、砂糖などの糖質がエネルギーに変わるのを助けます。不足すると、糖質の代謝がうまくいかなくなり、乳酸などの疲労物質が蓄積することで、疲労や筋肉痛の原因となります。
不足すると→食欲不振や倦怠感として現れます。
ビタミンB1を多く含む食材:豚肉、玄米
●ビタミンB2
細胞の再生やエネルギーの代謝を促し、健康な皮膚や髪、爪の維持や成長を助けます。
不足すると→口内炎や口角炎など、目や口の粘膜、肌や髪にトラブルなどが起こります。
ビタミンB2を多く含む食材:豚レバー、うなぎ、のり
●ナイアシン
糖質、脂質、タンパク質のエネルギー代謝に重要です。また、脳神経の働きを助けます。
不足すると→皮膚炎や下痢などを発症し、悪化すると、うつや頭痛などの神経障害を起こします。
ナイアシンを多く含む食材:たらこ、かつお
●ビタミンB6
タンパク質の合成を手助けし、皮膚や髪、歯などの健康維持に役立つビタミンです。
不足すると→目や鼻、口まわりの湿疹、貧血を起こし、また、神経系に異常が起こる場合があります。
ビタミンB6を多く含む食材:にんにく、マグロ、カツオ
●ビタミンB12
葉酸と協力して赤血球のヘモグロビンの合成を助け、悪性貧血を防ぐ働きがあります。また、神経細胞内の核酸やタンパク質などを合成・修復します。
不足すると→味覚低下、貧血、神経過敏、食欲不振、消化不良、下痢などを起こしやすくします。
ビタミンB12を多く含む食材:しじみ、赤貝、あさり
●葉酸
新しい赤血球の生成に必要。また、タンパク質と核酸の合成を助け、細胞分裂、発育を促します。
不足すると→貧血のほか、下肢のしびれなど、神経障害を起こします。
葉酸を多く含む食材:のり、緑黄色野菜
●パントテン酸
パントテン酸は、抗ストレスビタミンとも呼ばれ、ストレスに対抗するためのホルモンを分泌します。
不足すると→日常生活でのストレスに対抗する力が弱まり、体調がすぐれなかったり、ストレスが原因による、病気にかかることがあります。
パントテン酸を多く含む食材:鶏レバー、卵黄
●ビオチン
糖質やタンパク質、脂質の代謝を助け、エネルギーに変えます。健康な髪と皮膚のためには必要不可欠です。
不足すると→体内のエネルギー不足で、疲労感や倦怠感、食欲不振が起こります。
ビオチンを多く含む食材:牛レバー、大豆
ビタミンB群の効果的な摂り方
ビタミンB群は、お互い助け合いながら働くので、どれかひとつだけでは効果を発揮しにくいです。コンプレックスとして、複合的に摂りましょう。
摂取するタイミング
ビタミンB群は、水溶性のビタミンなので、体内に長時間蓄えておくことができません。
そのため、毎回の食事で摂取する必要があります。
過剰摂取について
ビタミンBの場合、過剰症の心配はきわめて低い栄養素です。たとえばビタミンB群やCは余分に摂った分は尿として排出されます。つまりこまめに摂ることが必要です。
基本的には、食事から摂り、足りない分をサプリメントで補いましょう。