危険な食品添加物5点!添加物をとらないためのポイントは成分表示にある!
こんにちは。しちだ・ライフの杉浦です。
忙しい日や、ちょっと小腹が空いた時、喉が渇いたなという時、コンビニを利用する方が多いと思います。
そのとき、何を気にして買っていますか?
- 食べたい、飲みたい物を買う
- おいしいものを買う
- お手軽な価格のものを買う
という方、いませんか?
スーパーなどで食材を買う時、メーカー名や産地をチェックする方は多いと思います。
それと同じように、もしくはそれ以上に、成分表示を注意して見ることが大切です!
とはいっても、カタカナの聞いたこともないような、よくわからない名前がズラーっと並んでいると、何に注意すればいいかがわからず、「わからないからこれでいいや」と買ってしまったという経験はありませんか?
今回は、数ある食品添加物の中でも、特に避けていただきたいものをお教えします。
コンビニのお弁当など、身の周りに食品添加物があふれている理由
いまや、「調味料(アミノ酸)」「酸味料」「pH調節剤」「酸化防止剤」などという言葉が並んでいる食品を見ない日はないでしょう。
私たちが手軽に買える食品の中には、たくさんの種類の食品添加物が含まれています。
特にコンビニのお弁当などは、万が一食中毒を出してしまうと、何万店もの系列店が営業停止に陥ってしまいます。
なので、食べ物が腐らないように防腐剤や保存料などを入れて食品を管理しているようです。
体に良い新鮮な野菜や発酵食品は、時間が経つと味や色が変わりやすいので、コンビニのお弁当にはあまり入っていません。
現在添加物でおこなっている食品加工は、昔は酵母や乳酸菌、カビなどの働きでした。
微生物には、旨味、酸味、甘味、香り、食感などを魔法のように産み出す力があります。
時間がかかることや、年によって出来が変わることも、おもしろみや希少性のひとつでしたが、量産する現在では、時間や手間がかかるのに、味や色が不揃いになることがデメリットと受け取られるので、低コストで、同じ品質を保つことができる食品添加物を使用することが多いのです。
あらゆるものに使われている食品添加物は、複数の食品添加物を組み合わせて使った場合の複合毒性ははっきりしておらず、安全性は保障されていません。
化学調味料などの添加物は、子供の味覚形成に悪影響を及ぼす!
甘味、塩、油は、本能的においしいと感じるので、加工食品にたくさん入れられます。
一方、渋味、辛味、えぐ味などからは遠ざかるので、食材本来の味をおいしいと感じず、添加物だけで味付られた食品を好むようになります。
「子供の味覚は十まで」と言われるように、10歳頃までには味覚がある程度決まるといわれています。
そして、幼少期は味覚を養う大切な時期であり、同時に安全確認を自分の舌で行い、食べて良いものと悪いものの判断をするのです。
よって、幼少期にジャンクフードや添加物の入った食べ物、ジュースやお菓子などの甘い物を与えると、その味を覚え、安全であると認識し、生涯好んで食べ続けることになります。
子供の味覚は大人の2倍ともいわれており、私たち大人が感じる以上に、敏感に感じ取っています。
味の濃い物、甘い物ばかり食べ続けていると、子供のうちから糖尿病や高血圧などの生活習慣病になってしまう危険性もあります。
子供の食事には、添加物を極力使わずに、薄味にし、素材そのものが持つ旨味を感じさせ、味の違いを経験させてあげることが大切です。
ジャンクフード、ファストフードなどのインスタント食品はできるだけ避ける
塾で遅くなるから、仕事で遅くなるからと、できあいのものやインスタント食品ばかり食べてはいませんか?
それらを総称して「ジャンクフード」と言いますが、ジャンクフードのような、脂肪分、糖分、カロリーは高く、ビタミンやミネラルが極端に少ない食べ物を摂り続けると、あらゆるトラブルが発生することが分かっています。
- トラブル①気分の落ち込みややる気・気力の低下を招く
まず、ビタミンやミネラルが不足することで、体内の酵素が十分に働かず、脳内の伝達物質が不足してきます。
ボーっとして頭が回らなかったり、気持ちが落ち込んだり、やる気が減退することで、行動が消極的になります。
- トラブル②脂肪を蓄積し、太ったり、脳の機能の低下を招く
さらに、摂り過ぎた余分なカロリーは、全体的なビタミン・ミネラル不足により、体内で消費されることができません。
そのため、皮下脂肪となって蓄積し、太ってしまうのです。
肥満になれば慢性の高血圧になりやすく、これが、脳内のシナプス(神経伝達回路)形成を妨げ、また、ジャンクフードに含まれる脂肪が記憶を妨げることで、認知症を起こすことに伴っているという悪循環が生じてきます。
特に避けてほしい代表的な5つの食品添加物
- ①亜硝酸ナトリウム
【用途】
食肉・水産製品の赤い肉食を保つために使われ、食中毒の原因になるボツリヌス菌を防ぐ保存料も兼ねているとされているが、その効果を疑問視する声もあります。
【リスク】
アレルギー性、発ガン性、うつ症状、頭痛、記憶障害
【食品例】
・食肉加工品(ハム、ウインナー、ベーコン、サラミ)
・魚肉ソーセージ、いくらなど
- ②サッカリン
【用途】
砂糖の代わりとして使われる合成甘味料
【リスク】
染色体異常、発ガン、運動麻痺、出血性胃炎
【食品例】
ガム、清涼飲料、乳酸飲料、缶詰、ソース
- ③赤色3号
赤3や、食用赤色3号、エリストロシン、食用赤色3号アルミニウムレーキは同じものです。
青色、黄色なども避けましょう。
【用途】
食品を着色するために使われる。
【リスク】
赤血球減少、ヘモグロビン値低下、甲状腺の機能障害、染色体異常、発ガン性
【食品例】
焼菓子、和洋菓子、粉末食品など
- ④タール色素
【用途】
食品を着色するために使われる
【リスク】
不妊症、発育不全、発がん性
【食品例】
飴、和菓子、アイスクリーム、ソーセージ、ジャム
- ⑤ソルビン酸、ソルビン酸K
【用途】
食品の細菌の増殖を抑えて、保存性を高める
【リスク】
肝臓肥大、成長抑制、また、亜硝酸と結合すると発ガン性物質に変化
【食品例】
魚肉の練り製品、食肉製品、漬物類、味噌、ケチャップ、乳酸飲料
食品添加物は、できるだけ避けましょう
食品を長持ちさせたり、色や香りを良くする食品添加物により、私たちの食生活は便利になりました。
しかし、中には、骨格異常や神経麻痺を引き起こす、発ガン性がある、遺伝子に影響を及ぼすなど、その安全性が疑われるものも数多くあります。
食品添加物をとったからといって、すぐに体に変化があるわけではありません。
しかし、何十年も食品添加物を摂り続けていると、うまく体から解毒できずに蓄積されていき、確実に体をむしばんでいきます。
それぞれに入っている添加物の量はわずかでも、気にせずに毎日食べていると、知らないうちにすごい量の添加物をとることになります。
日本人一人が、だいたい1日100種類19gの添加物を食べています。
これは、1年で約7㎏もの添加物を食べている計算になります。
ご飯にすると、お茶碗60杯程の量です。
全てを避けることは難しいですが、できるだけとらないように注意したいですね。
食品添加物や着色料、香料以外は、形や量や味があるわけではないので、見た目はもちろん、食べても気づきません。
だから、私たちは危機感を持ちにくいのです。
まずは、『裏の表示を見る』そして、その食品添加物の正体を調べて、判断する力が必要です。
子供たちの未来は、今を生きている私たちの手の中にある事を忘れてはいけません。
参考文献
「くらしの情報」2007年7月号
「すぐわかる食品添加物ガイド」/西岡一監修/家の光協会
「おまちみちこのちょっとお待ちシリーズ②コンビニ弁当」/医学博士 真弓定夫 管理栄養士 小町みち子監修/