正しい紫外線対策は春から!食生活、食べ物を改善して、肌の老化現象を予防する方法!【シミ・しわ・たるみを本気で消したい方必見!】
こんにちは。しちだ・ライフの飯田です。
ふと鏡を見た時に、
「あれ、こんなところにシミがあったかしら?」
と、がっかりしたことはありませんか?
女性は特に気になる、「見た目の年齢」。
いくつになっても、いつまでも若く、そしてキレイでいたいですよね。
一般的に人は、老けているか、老けていないかを判断する際、まずは顔周りを見ることが多いので、肌のシワや状態によって、「見た目年齢」も大きく変わってしまいます。
露出が多くなる夏は、日焼け止めを塗って紫外線対策をして、シミの予防に気をつけたり、乾燥しやすい秋から冬にかけては保湿を入念にしたりと、季節ごとに、ケアの方法を変えていると思います。
しかし、肌の老化を防ぎ、いつでも美しくキレイでいるためには、紫外線対策や保湿など、外からのケアだけではなく、食生活を整え、体の中からケアすることが大切です!
そこで今回は、紫外線のメカニズムと、知っているようで知らない、肌の老化を促進してしまう食事についてお伝えいたします。
紫外線が生み出すメラニンは、肌を守るガードマン!?
- 色黒
- 日焼け
- メラニン色素
と聞くと、シミやソバカス、くすみやシワなど、マイナスのイメージを持っている人が多いですが、実は、メラニン色素には、私たちの肌を守ってくれる役割があります。
紫外線を浴びると、肌を守るためのSOS信号がメラノサイトに届き、メラニン色素を生成しています。
通常、メラニン色素はターンオーバーと呼ばれる肌の再生周期(約1ヶ月)で排出され、日焼けによる肌の黒ずみも、このターンオーバーに伴って、肌を元通りの状態に戻します。
ところが、年齢を重ねるにつれて、ターンオーバーの力が弱まり、シミやしわができやすくなってしまいます。
また、紫外線を大量にあびることで、メラニン色素が過剰に分泌され、シミになりやすくなることも分かっています。
シミができるメカニズム
紫外線を大量にあびる→メラニン色素が分泌される→ターンオーバーで排出されなかったメラニン色素が色素沈着を起こす→シミになる
シミ・しわなど、肌の老化現象を招く、うっかりミスを防ぐ5つのポイント ポイント① 紫外線と気温は無関係!紫外線対策を始めるのは春から!
夏は紫外線が強いというイメージがあるので、紫外線対策に力を入れる方は多いと思いますが、ポカポカ陽気に、ついガードを忘れてしまうのが春の紫外線。
ついつい油断してしまいがちな春ですが、いつまでも若い肌を保つには、紫外線対策はもう本番です。
よく、「紫外線対策はいつから始めたらいいの?」という相談をいただきます。
正解は、季節に関わらず、毎日行うことです!
“紫外線対策は夏から”というイメージを持っている方が多いですが、気温と紫外線は無関係です。
春も紫外線量は多いので、春だからといって油断せずに、紫外線対策を行いましょう。
ポイント②お肌を老け込ませる原因になる、活性酸素を発生させない
活性酸素ってあまり馴染みのない言葉ですよね。
活性酸素は、肌を老け込ませる原因になります。しかし、実は人間が生きていくうえで、誰しもが体内で発生させているものなのです。
呼吸をする際に、体内に無意識に取り込まれている酸素は、体の細胞の隅々まで運ばれ、生命活動を行っています。
その一方で、酸素の一部が代謝を行う過程で、酸化力の強い「活性酸素」に変わります。
活性酸素は非常に高い攻撃力があり、体にとって有害なストレス物質から、体を守る役目を果たしています。
本来、人間の体は活性酸素を抑える「抗酸化力」がありますが、活性酸素は、加齢や日々のストレス、また、紫外線をあびるだけでも増えてしまうので、対抗する抗酸化力が追いつかなくなり、老化につながり、老け顔を作り出してしまいます。
老化を招かないためには、できる限り活性酸素を増やさない、速やかに除去できるという生活が望ましいです。
(活性酸素について詳しく知りたい方は、「ガン、動脈硬化は予防できる!老化、病気を防ぎ、健康で元気に生活する対策方法【たばこ、お酒好きの方必見】」をご覧ください)
ビタミンエースで活性酸素を除去しよう
ビタミンA・C・Eは、活性酸素を除去する抗酸化作用に相乗効果をもたらしてくれるビタミンで、ビタミンACE(エース)と呼ばれることもあります。
ビタミンEは、物質の酸化を防ぐと役割を終えてしまうのですが、ビタミンCと一緒に摂ることで、一度役目を終えたビタミンEを、また、抗酸化物質として働かせることができます。
ビタミンAにはビタミンEとCの抗酸化作用を持続させる効果があり、反対に、ビタミンEはビタミンAの酸化を防ぐと言われています。
お互いを助け合うように作用しているので、一緒に摂るのが効果的です!
食品では、主に、
ビタミンE・・・ナッツ類
ビタミンC・・・柑橘類
ビタミンA(βカロテン)・・・緑黄色野菜
に多く含まれるので、普段の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか?
ポイント③「白砂糖」をとらない
シミができる原因は何といっても紫外線ですが、いつも何気なく食べている食品の中に、とりすぎるとシミの生成を促すものがあることが分かってきました。
それは、多くの女性が大好きなスイーツなどに広く使われている、砂糖(白砂糖)です。
なぜ、白砂糖がシミを増やすのか?
実は、この白砂糖も、活性酸素が大きくか関わっています。
砂糖は、消化や代謝にとても時間がかかるため、腸内で消化しきれなかった砂糖は、腸内の悪玉菌のエサになって、それの増殖を促します。
悪玉菌の増殖を防ぐために、白血球が活性酸素を発生させて退治しようとするのですが、その際、リポフスチンという「老化色素」が増え、シミの原因となってしまいます。
白砂糖を避けるだけで老化を防ぎ、シミもできない肌になります。
甘いものが食べたくなったらフルーツにしましょう!
料理や飲み物に甘味を加える場合でも、白砂糖の変わりに、黒砂糖や甜菜糖、きび糖、ハチミツ、アガベシロップなどを使うのがおすすめです。
ポイント④ビタミンCを積極的に摂取して、シミの元から改善!
ビタミンCには体内の活性酸素を取り除いたり、新陳代謝を活発にしたりする働きのある抗酸化物質が豊富に含まれています。
活性酸素は肌の老化を早めてしまいますし、新陳代謝が衰えてくるとシミの元であるメラニンの排出がスムーズにいかなくなってしまいます。
普段からビタミンCを摂取するように心がけるといいでしょう。
抗酸化栄養素は継続的な摂取がカギ!
抗酸化作用のあるサプリメントを飲んでも大して変わりがない気がする・・・と思われる方もいると思いますが、継続が大切です。
抗酸化物質による抗酸化作用は、肌の奥できちんと働いています。
ゆっくりではありますが、肌の老化にブレーキをかけ、若々しい肌を保ちやすくしてくれています。
即効性はありませんが、毎日継続していれば、3年後や5年後、美しさに差が出てくるはずです!
ポイント⑤子供、赤ちゃんも紫外線対策をしましょう
昔は、子供はできるだけ日光浴をして、真っ黒に日焼けをしている方が健康的だと考えられていました。
外で元気に遊ぶのも大切ですが、紫外線の影響は、決してシミ・しわ・たるみを気にする女性だけに限ったことではありません。
子供の頃に大量の紫外線を浴びれば浴びるほど、皮膚ガンになりやすくなるというデータもあります。
また、早い時期から大量の紫外線をあびると、大人になってからシミやしわが出るのも早くなるといわれています。
子供が自分で気をつけることは難しいので、お母さんがしっかり予防して、紫外線から子供の肌を守ってあげましょう。
(子供の紫外線対策について詳しく知りたい方は、「【ママ必見!】実はとても怖い子供の日焼け!外遊びをする子供に日焼け止めは必要なの?」をご覧ください)
いつまでも、若々しい肌をキープするために、まずは毎日の紫外線対策を行い、食生活に少し気をつけるだけで、今見られる年齢の5歳は若く見られるようになるでしょう!
参考文献
「くらしの情報」2008年5月号、2011年11月号