まずは、原因の特定と排除が必要です。自らを振り返り、知れば、楽になることもあります。
一方、思い当たる原因がない場合は、脳の栄養素不足が考えられます。
脳の栄養であるブドウ糖は炭水化物を分解して作り出されますが、急に血糖値を上げる白砂糖や白米でなく、
玄米のようにゆっくり分解されるものを摂ることが、情緒の安定には欠かせません。
また、やる気のアップには、カルシウムとマグネシウムのバランスも大切。糖分過多は体内のミネラルを消耗させ、
そのバランスを崩すため、毎日、何を食べるかがとても重要なのです。
外食やコンビニ弁当・出来合いの惣菜、インスタント食品などは、一見便利で、多忙な現代人の強い味方のようですが、近年、それらに使用される「油」の過剰摂取が、うつなどの症状を招いていることが問題視されています。うつは「心」ではなく「脳」の病気。人間の感情や思考は全て脳が司っていて、その脳の60%以上は「油」です。つまり、どのような油を摂るかが、脳の質を決めるのです。青魚などに含まれる「オメガ-3(スリー)」脂肪酸を多く摂るほど、脳の働きは改善され、感情や思考も良好になります。魚を多く食べる国ほど、うつ患者が少ないといわれるのはそのためです。一方、口にする油が、肉や上記のような加工食品等に多く含まれる「オメガ-6(シックス)」脂肪酸ばかりの場合、脳の細胞膜は固くなり、その働きが鈍るだけでなく、全身における健康上のリスクも高まります。今日から油の摂り方を変えましょう!