【出産前、妊婦さん】妊娠中に気をつける3つのポイント。元気で賢い子供を産むためにしたいこと。

【出産前、妊婦さん】妊娠中に気をつける3つのポイント。元気で賢い子供を産むためにしたいこと。

妊娠中の子育てとして心がけておきたいポイントは3つです。

 

①栄養状態を良好にすること

妊娠中の栄養補給は、良質なタンパク質、ビタミン、ミネラルから不足なく摂っていただきたいものです。妊娠中にゴマ、胚芽、緑茶等の抗酸化栄養素を十分に摂った母親から生まれた胎児は、健康できれいな肌をしていることが多いです。

 

②適度な運動が大切

散歩や日常の家事で疲れない程度に体を動かすことは、母体の血行を良くするので、新陳代謝が高まり、食欲もでます。

母親の運動は胎児に栄養がいきわたるだけでなく、刺激を与えることによって発育を促すという効果もあります。

私は、生まれる前の1か月間、診察ついでに家から病院までの片道10分を、毎日ゆっくり歩くようにしていたのですが、分娩時間40分ほどでするっと生まれました。

適度な筋肉も分娩には必要なので、無理のないよう、運動を心がけましょう。

 

③安定した精神状態

母親の気持ちはとても重要です。

なぜなら母親の気持ちが肯定的で、明るく赤ちゃんの誕生を待ち望んでいれば、栄養の吸収、ホルモンの分泌もよく、母子共に栄養バランスも精神バランスも整ってきます

胎児の発育にも良い影響を与えます。

適度にストレスを発散させることも大切です。

賢く元気な子供を産むためにしたいこと

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妊娠中に心がける3つのポイントを抑えることができたならば、+αで賢い子供を産めるように目指してみませんか?

 

頭のよい子を産むということは、産まれつき頭の優れた子を産むことではなく、“将来、教育と努力によって、いくらでも知識を深め、脳力を高める頭を持った子を産む”ということです。

 

いくらでも知識を深めることができるというのは、その子の探究心や集中力、まわりに対する好奇心など、さまざまなことが関わってきます。

その能力や心を、妊娠期の栄養学で子供に与えることが可能になるのです。

有害物質の解毒をしよう

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魚を多く食べる日本人は、体内の水銀濃度が高い国民です。

特に妊娠中は胎児にも栄養をあげたいということで、肉よりも魚を選ばれるお母さんが多いかと思います。

 

海にはもともと無害な無機水銀が存在し、その無機水銀をプランクトンが食べることで有害な有機水銀に変わり、それを食物連鎖によって濃縮されていくので、マグロなど大きい魚ほど水銀が体の中に溜まってしまっています。

 

また、海の底で生活している魚も同様に、ほかの魚よりも水銀を溜めてしまっています。

 

なぜ水銀が悪いのかというと、有機水銀は人の体の中に容易に吸収され、妊婦の胎盤を通じて胎児に移行し、脳にまで到達してしまう可能性があります。脳に到達した水銀は、神経系に作用し、高濃度になると神経障害や発達障害を引き起こす原因になります。

 

また、妊婦さんに避けてほしいものとしては、ほかにも、ダイオキシンやPCB(ポリ塩化ビフィニル)などがあります。

ダイオキシンは、胎児の奇形や生殖機能の低下、PCBには、胎児への色素沈着や知能低下などさまざまな悪影響を及ぼします。

しかし、一方では、魚は優れた栄養源であることも確かです。濃縮量の少ない、青魚や小魚など手からひじぐらいの大きさの魚を選ぶようにしましょう。

 

新しい命の誕生を喜んでいるのは、お母さんだけではありません。

お父さんももちろん、おじいちゃん、おばあちゃん、兄弟、姉妹、全ての人にとって楽しみで幸せがあふれていることでしょう。

ストレスになるほど過敏になるのは逆効果ですが、赤ちゃんを守るために、できることから始めましょう。