【風邪、インフルエンザ】家庭で簡単にできる!食事以外で免疫力を高める方法~HSP入浴方法~

【風邪、インフルエンザ】家庭で簡単にできる!食事以外で免疫力を高める方法~HSP入浴方法~

秋になり、体も冬の準備をし始めます。
冷え症の方は特につらい時季になってまいりますね。
冷え症でなくても、ふとしたときに冷えがちな体は、体温を上げることが大切。

 

体温を1℃あげることで免疫力が3割アップするといわれているように、免疫力アップにもなり、冷え対策もできます。

 

これから冬にかけて流行ってくるインフルエンザ対策や風邪予防のために、免疫力をあげようと思う方が多いと思いますが、そもそも、免疫力って何?と聞かれても、きちんと答えられますか?

免疫力っていったい何なの?

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免疫とは、体に入ってきたストレス(病原体)に反応し、攻撃したり排除してくれるシステムです。

 

この免疫は、侵入してきた病原菌Aに対して抗体Aを作り対処します。その他の病原菌Bが侵入した場合は、抗体Aでは対処できませんが、病原菌Aに対しては永久的に効力を持ってるということがいえます。
つまり、免疫とは、それだけにしか効かないが、永久的に効果があるものです。

 

アトピーやアレルギー症状がある方は、その免疫が過剰に反応してしまっているのですね。

何にでもきく万能薬!HSP!

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“免疫力”はよく耳にしますし、口にもしますが、HSP(ヒートショックプロテイン)を聞いたことはありますか?
プロテイン?体を作る飲み物?
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、HSP(ヒートショックプロテイン)は自己修復システムのことで、免疫とは違い、何にでも効く万能薬のようなものなのです!

 

そもそも、私たちの体は約60兆個の細胞でできていますが、そのほとんどの細胞がタンパク質でできています。
その細胞に高熱を加えると、細胞内のタンパク質は傷つきますが、同時に、細胞内にHSPというある種のタンパク質が生まれます。

 

HSPには傷ついたタンパク質(細胞)を見つけ出して修復し、修復できないと判断した細胞は死に導いてくれること(アポトーシス)もします。
損傷した細胞がそのままになっていると、病気やガンの元にもなってしまうのです。

簡単にHSPを増やす方法は入浴です

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人は、体内にHSPを持っていますが、年齢と共に減少していきます。
しかし、工夫しだいで、簡単に増やすことができます!
その方法とは、入浴。

 

お風呂に入るだけでHSPを作れるの?
はい。その通りです。

 

日本には、昔から湯治という習慣があるように、体を温めて体を癒すということを本能的に行ってきました。このように、体を温めることで痛みを和らげ、患部を治すという仕組みが、体の中には備わっているのです
肩コリや関節炎、ひいてはガン細胞(ガン細胞は43℃で死滅)も、患部を温めることで進行を食い止めたり、炎症を緩和させることがわかっています。

 

HSPはその名の通、高熱を加えることで増加します。
基本的に、細胞がストレスと感じる温度(約42℃)でどんどん増えていきます。

 

入浴時に、42~43℃の熱めのお風呂に15分程度浸かる。

 

たったこれだけ。

HSPの効果が最大限に発揮されるのは、2日後なので、1週間に2回がおすすめです。

“冷え”がもたらすあらゆる病気

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多くの人が自覚しにくい“冷え”ですが、体が冷えることはさまざまな症状を生み出す原因を作っていきます。例えば、肩コリ、頭痛、腰痛、生理痛、めまい、耳鳴り、下痢、便秘など、すべてが冷えが原因で発症しているといっても過言ではありません。

 

私たちの体温は、自律神経がその調整を行っています。
自律神経には、アクセル役の「交換神経」とブレーキ役の「副交感神経」がありますが、交感神経が過剰に働きすぎると、体はバランスを崩して体温を下げてしまうことになります。

 

ある程度の緊張が続くと、体は疲れを感じてサインを出し、体を回復させるために、交感神経を休ませ、副交感神経を優位に働かせます。そうすることで、体をリラックスさせ、体温を戻そうとします。
しかし、そんな体の声を無視して頑張り続けると、血行が悪くなり、体温が下がって内臓も冷え込んでいくというサイクルが生じます。

 

反対に、副交感神経が優位の状態ばかりが続くと、今度は血管が拡張することで大量の血液が血管内に滞り、血行が悪くなるという状態に陥ります。
緩み過ぎもまた低体温の原因となるので、適度な運動が大切です。

体を温めることの5つのメリット

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①低体温の改善
低体温は免疫力を低下させ、体調不良を招くもととなります。温めが低体温改善にとても有効です。
②メタボの脱却
体温が低いと、脂肪の燃焼も不完全で、食事からとった余剰な脂肪が皮下脂肪となって、メタボの原因を生みます。
③体内毒素の排泄を促す
体を温めて発汗を促すことで、体内に蓄積された老廃物を速やかに排泄することができます。
④痛みの緩和
脳内麻薬といわれる「エンドルフィン」は、多幸感や快感を呼び覚まし、鎮静作用があるホルモンとして知られていますが、同時に鎮痛作用もあるホルモンです。「エンドルフィン」は40℃以上の熱いお湯に入った時に分泌されることがわかっています。
⑤血流が良くなる
体調を整えるためには、血流が良いことが最重要です。